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「あんたの敷地じゃないでしょ」共用通路に何度も残された空き缶。だが、管理会社へ相談した結果

  • 2026.9.20

通路に、空き缶が3本

そのアパートに越してきたのは、春の終わりでした。

私の部屋は二階の角部屋で、玄関を出ると細い共用通路が続いています。そこを通って階段を下りるのが毎朝の日課でした。

住み始めて二週間ほどしたころ、2軒隣の部屋の前あたりに空き缶が置かれていることに気づきました。

最初は一本だけでしたが、別の日には二本。そしてある朝には、缶コーヒーの空き缶が3本並ぶように置かれていました。

その部屋の男性が、朝になると手すりのそばで缶コーヒーを飲んでいる姿を何度か見かけていました。

ただ、空き缶をそこへ置いた瞬間を見たわけではありません。

ある朝、男性がいつもの場所にいたので、私は思い切って声をかけました。

「すみません。この辺りに空き缶がよく残っているんですけど、心当たりありませんか?」

男性は少し眉をひそめました。

「それ、俺が置いたってことですか?」

「そう決めつけたいわけじゃないんです。ただ、みんなが通るところなので気になっていて」

すると男性は通路を見ながら、面倒そうに言いました。

「あんたの敷地じゃないでしょ」

話がかみ合わず、その日はそこで終わりました。

もう一度声をかけたけれど

数日後、また同じ場所に空き缶が置かれていました。

ちょうど男性が外に出てきたため、私はもう一度だけ声をかけました。

「この前のことなんですけど、また空き缶があって…。ここに置いたままにするのはやめてもらえませんか」

男性は小さくため息をつきました。

「だから、あんたの敷地じゃないでしょ。それに俺に言われても困りますよ」

「でも、共用の通路ですよね」

それ以上続けても言い合いになるだけだと思い、私はその場を離れました。

そして、その日のうちに管理会社へ相談することにしました。

掲示板に貼られた一枚

管理会社には、共用通路に空き缶が何度も残されていることを伝えました。

「直接声をかけたんですが、話が平行線で…。何か対応してもらえませんか」

担当者は事情を聞くと、こう答えました。

「分かりました。特定のお部屋ではなく、建物全体に共用部の使い方について案内を出しますね」

翌週、一階の掲示板に注意書きが貼られました。

共用通路や階段に私物やごみを放置しないよう、住人全体へ呼びかける内容でした。

その翌朝、いつもの場所を通ると、空き缶はありませんでした。

次の日も、その次の日も同じでした。

誰が置いていたのか、最後まではっきりしたわけではありません。それでも、直接相手を問い詰め続けるより、共用部分を管理する人に相談したことで状況は落ち着きました。

困ったことが起きたとき、自分だけで何とかしようとしないことも大切なのだと感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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