1. トップ
  2. エピソード
  3. 「え、これ買ったの?」掃除機、リール、コーヒーメーカー、ボーナス後に勝手に買った夫。だが、妻の提案で少しずつ状況が改善したワケ

「え、これ買ったの?」掃除機、リール、コーヒーメーカー、ボーナス後に勝手に買った夫。だが、妻の提案で少しずつ状況が改善したワケ

  • 2026.9.20
「え、これ買ったの?」掃除機、リール、コーヒーメーカー、ボーナス後に勝手に買った夫。だが、妻の提案で少しずつ状況が改善したワケ

家計簿を開くと、知らなかった買い物が三つあった

結婚して二年目の冬のことです。私は毎月の支出を先に決めて、余った分を貯めていきたいタイプでした。

一方の夫は、「欲しいときに買ったほうが得」という考えです。お金の使い方については、なかなか感覚が合いませんでした。

ボーナスが出た週、玄関に大きな箱が届きました。

中に入っていたのは、以前夫が雑誌を見ながら「これ、いいんだよな」と話していた掃除機です。

「え、これ買ったの?」

私が聞くと、夫は少しうれしそうに箱を見ました。

「うん。ボーナス入ったし、ちょうど安くなってたから」

「そうなんだ…。買うなら、先に言ってほしかったな」

「でも掃除機だし、家でも使うからいいかなって」

そのときは、それ以上言いませんでした。

ところが月末、家計簿をつけるためにその月の支出を整理していると、私が知らなかった買い物がほかにもあることが分かりました。

掃除機のほかに、釣りのリールと、豆から挽けるコーヒーメーカー。どれも夫が欲しがっていたものです。

買ったこと自体に腹を立てたわけではありません。

ただ、何を買うか決めるところには私はいなくて、いつも終わってから知る。そのことが、少し寂しかったのです。

その週末、私は家計簿をテーブルに置き、夫に声をかけました。

「ちょっといい?一緒に見てほしいんだけど」

「ん?どうしたの」

私は三つの買い物を順に指しました。

「掃除機も、リールも、コーヒーメーカーも……私、全部あとから知ったんだよね」

「ああ…」

夫は家計簿をのぞき込み、少し黙りました。

「こうやって並ぶと、結構買ってるな」

「買っちゃだめって言いたいんじゃないの。買う前に、ひと言相談してほしい」

すると夫は、少し言いにくそうに口を開きました。

「でもさ、先に言ったら反対されると思ってたんだよ」

月に1度だけ、二人で家計を見ることにした

「全部反対するつもりなんてないよ」

「ほんとに?」

「ほんとに。今月はちょっと厳しいね、って言うことはあるかもしれないけど。でも、黙って買われるのとは違うでしょ」

夫は少し考えてから、「まあ…それはそうだな」とうなずきました。

そこで、ようやく二人の考えがずれていた理由が分かりました。

私は買い物を止めたいわけではなく、決める前に一度話してほしかっただけです。

夫は反対されると思い、先に買ってから伝えるようになっていました。

そこで、月に一度だけ、二人で家計簿を開く時間を作ることにしました。

給料日の次の日曜、夕食のあとに三十分ほど。先月使った金額を確認して、今月欲しいものがあれば先に話す。それだけです。

最初の月、夫が少し遠慮がちに言いました。

「じゃあ…来月、ヘッドホン欲しいんだけど。二万くらい」

「うん。じゃあ私はコートが欲しい。三万くらいかな」

夫がすぐに顔を上げました。

「え、三万のコート?」

「そう。でも今こうやって先に言ってるでしょ」

「ああ、そういうことか」

思わず二人で笑いました。

夫はノートの端に「ヘッドホン 二万」と書き込みました。

それからは、欲しいものを先に話すだけで、以前のような気まずいやり取りはずいぶん減りました。

次のボーナスの月、夫は日曜の夜に自分からノートを持ってきました。

「今月、ちょっと欲しいものあるんだけど……先に相談していい?」

「うん。今度は何?」

そう聞くと、夫は少し笑いながらノートを開きました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ