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「また一番後ろから?」使えない優先チケットを出したグループ。しかし、最後尾へ戻らず列の途中に入ろうとした結果

  • 2026.9.19

人気アトラクションには、長い通常列ができていた

去年の秋、友人と山あいのテーマパークに来ていました。紅葉が見ごろで、園内はどこも人であふれています。

いちばん人気のアトラクションには20人ほどの通常列ができていて、私たちが並んだのは後ろから7番目あたりでした。

前にいた家族連れが待ち時間の表示を見上げ、「40分かあ…」とため息をついています。

入口の横には、優先利用のチケットを持つ人向けらしい案内口もありました。

しばらくすると、40代くらいの男性4人がそちらへ歩いていきました。

一人がスタッフに薄い紙を差し出します。

「これ、優先で入れるチケットですよね?」

スタッフは紙を確認してから、少し困った表情になりました。

「申し訳ありません。こちら、別の施設のチケットですね」

男性はすぐに聞き返しました。

「え?いや、優先で入れるって聞いてるんだけど」

「優先利用のチケットではありますが、当園のものではないため、こちらではお使いいただけません」

男性は納得できない様子でしたが、スタッフから通常列に並ぶよう案内されていました。

最後尾ではなく、列の途中へ入ろうとした4人

ところが4人は、最後尾へ向かいませんでした。

こちらへ歩いてきたかと思うと、私たちより少し前のところで通常列に入ろうとしたのです。

ちょうどその場所にいた女性が驚いて声をかけました。

「あの、最後尾は向こうですよ」

男性の一人は、入口のほうを指さしました。

「いや、さっきあそこまで行ってたんだから。ここからでいいでしょ」

女性は戸惑いながらも答えます。

「でも、皆さん最後尾から並んでいますよ」

「こっちは優先チケット持ってたんだよ。使えなかっただけなんだから、それくらいいいでしょ」

周囲の空気が一気に重くなりました。

気持ちは分からなくもありません。せっかく入口まで行ったのに、また最後尾へ戻るのは面倒だったのでしょう。

ただ、その間も通常列に並んでいた人たちはずっと待っています。

女性もそれ以上強くは言えず、4人はその場にとどまっていました。

スタッフが事情を確認し、最後尾を示した

その様子に気づいた入口のスタッフが近づいてきました。

「どうされましたか?」

先ほどの女性が事情を説明します。

「こちらの方たちが、途中から入ろうとしていて…」

男性はすぐに口を挟みました。

「だって、俺らさっき入口まで行ってたんですよ。チケットが使えないって言われただけで」

スタッフは先ほどのやり取りを確認すると、無線で責任者を呼びました。

数分後、年配の男性がやってきます。

「お待たせしました。状況は伺いました」

男性の一人が不満そうに言いました。

「わざわざ入口まで行ったのに、また一番後ろからっておかしくないですか?」

責任者は落ち着いた口調で答えました。

「お気持ちは分かります。ただ、こちらの通常列では皆さま順番にお待ちいただいています。申し訳ありませんが、最後尾からお願いいたします」

「えっ、ここまで来たのに?」

「はい。優先利用については、有効なチケットをお持ちの方のみ別の入口からご案内しています」

責任者が最後尾の札を示します。

4人はしばらく不満そうにしていましたが、結局、列の外へ出て後ろへ歩いていきました。

先ほどの女性が、小さく息を吐きます。

「…これなら、みんな同じ順番ですね」

私も「そうですね」と返しました。

せっかく持ってきたチケットが使えず、納得できない気持ちはあったのかもしれません。それでも、待っている人がいる列では、やはり順番は守らなければならないのだと感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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