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いつもより長引いた妊婦健診「え、羊水が多い…?」医師「はい。7割の赤ちゃんは…」緊張の診断結果は<先天性食道閉鎖症>

  • 2026.9.16

精神的な持病がある佐藤茜さんは、そのことを理解してくれた大和さんと結婚し、数年後に妊娠。ハイリスク妊婦のため、総合病院で出産することになりました。夫は仕事が忙しく休日出勤が多いため、実家の近くに引っ越して、産後は両親のサポートを受けようと決意。妊娠中から、夫との別居生活が始まりました。

実家近くのアパートに引っ越した茜さんでしたが、やはり事前に言われたとおり夫は仕事が忙しく、会いに来てくれることはおろか、LINEの返信や電話などの連絡もほとんどなく、ひとりでの生活に少し不安を抱きます。

ただ、返信が遅いのはいつものこと……と、あまり気にしないようにして、いつも通りの生活を送っていました。

そして、妊婦健診へ出かけ、エコー検査をしてもらう茜さん。いつもより長いような? と思っていると、「う~ん……羊水が多いですね……」と思いもよらぬ報告が。

「え……」

中々終わらないエコー検査に、茜さんの頭の中は不安でいっぱいになってしまったのでした。

「羊水が多い」という医師の言葉に…

「まぁ……今のところは大丈夫だと思うのですが」

「一度、大学病院で見てもらいましょうか」

羊水が多いことについて、医師はていねいに説明してくれました。そして、エコーの性能がよい大学病院をすすめてくれたのです。

いつもより検査に時間がかかり、羊水が多いと言われ戸惑った茜さんでしたが、「でも……今のところ赤ちゃんも元気だったし、大丈夫だよね」と、このときはそれほど不安には感じていませんでした。しかし、出産後に異常が見つかり、赤ちゃんは手術を受けることになったのでした。

◇ ◇ ◇

今回指摘された「羊水が多い」という状態は、赤ちゃんの周りにある羊水の量が通常より多くなっている状態のことです。羊水は赤ちゃんが飲み込んで吸収し、尿として排出されることで量が調整されているため、赤ちゃんの飲み込む機能や消化管の異常のサインとなることもあります。ただし、原因が特定できないケースも多く、必ずしも赤ちゃんに異常があるわけではありません。また、お母さんの糖尿病や胎盤血管腫などが原因の場合もあります。今回のように、より精度の高い検査ができる大学病院での検査をすすめられることもあります。

妊娠中に気になることを指摘されると、不安が大きくなってしまいがちですよね。そんなとき、医師からていねいな説明を受けることで、少し気持ちが落ち着くこともあります。不安を感じたときは専門家にしっかり相談しながら、茜さんのように「赤ちゃんは元気だったし大丈夫」と前向きに受け止める気持ちも、妊娠中を穏やかに過ごすうえで大切なことかもしれませんね。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:関根直子(助産師)

著者:いもやまようみん


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん

ベビーカレンダー編集部

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