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目を背けないで…床に散乱する便→全裸で倒れる70代父を発見した一人娘の「恐怖」

  • 2026.9.14

右耳難聴や子宮内膜症など、自身の様々な体験をわかりやすくコミカルに描いてきたキクチ(kkc_ayn)さん。母親の自宅介護と看取りを描いた前作『20代、親を看取る。』は、親の老いや死別と向き合う複雑な感情をリアルに描き出し、同世代を中心に大きな反響を呼んだ。

そんなキクチさんが描く本作『父が全裸で倒れてた。』は、母を看取ってから約2年後、今度は父親が病に倒れてしまうエピソードだ。母の時とは異なり、一人っ子として頼れる家族がいない中で直面する過酷な決断と現実について、キクチさんに当時の心境を聞いた。

※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

散らばる便、風呂場で動けない父……一人っ子が直面した予期せぬ事態

「父が全裸で倒れてた。」カバー 作=キクチ
「父が全裸で倒れてた。」カバー 作=キクチ
第1話1-1 作=キクチ
第1話1-1 作=キクチ
第1話1-2 作=キクチ
第1話1-2 作=キクチ

連絡が取れなくなった父親の様子を確かめるため、実家を訪れたキクチさん。窓から2階へと潜入すると、父の姿を見つける前に家の中に散らばる不穏な「便のようなもの」を目にする。

「便のようなものを見つけた瞬間、『これはやばい』と冷や汗が出ました。父を探さなきゃいけないけれど、探したくない。現実から逃げたい気持ちと無事であってほしいという祈りが交錯していました」とキクチさんは回想する。

その後、お風呂場で全裸のまま倒れている父親を発見。意識はあるものの、全身が発疹で真っ赤に膨張し、目は血走っていたという。

「70代の老人が1人で倒れている見た目の恐ろしさに一瞬ひるんでしまいました。頭を打っているかもしれないし、どう動かすべきなのか……知識がない中でパニックになりました」

介護や老いと向き合うすべての人へ。一人で抱え込まないためのリアルな教訓

母の介護・看取りを経て、今度は一人っ子として父親の緊急事態に一人で立ち向かうこととなったキクチさん。

親の老いはある日突然、予期せぬ形で訪れる。動転する現場の中でいかに冷静な判断を下すか、そして一人で抱え込まずにどう現実と向き合っていくか――。

実体験だからこそ伝わるリアルな葛藤と教訓は、これから親の介護や老いに直面するすべての人にとって、身につまされると同時に大きな示唆を与えてくれるはずだ。

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