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【60代からの終活】洋服・思い出の品はどうする?いまの自分が心地よく生きるための「選ぶ」片づけ術【住まい方アドバイザー・近藤典子さん監修】

  • 2026.9.13

自分と家族の安心な未来のために始めたい終活。その基本を、専門家の解説のもと紹介します。
今回のテーマは、「自宅の片づけ」。これからの暮らしのために、自分の持ち物を見直してみましょう!

今回のテーマ ▶自宅の片づけ

〝捨てる〟ではなく〝選び直す〟と考えて

素敵世代の自宅の片づけについて、住まい方アドバイザーの近藤典子さんに伺いました。 「60代の片づけというと『とにかく捨てる』というイメージがあるかもしれませんが、ものを大事にしてきた素敵世代にとってそれは簡単なことではありません。必要なのはやみくもに捨てることではなく、いまの暮らしに合っているかどうかを見直すこと。〝捨てる〟ではなく〝選び直す〟と考えてみてください。 家の中が片づくと、探し物が減り、掃除がしやすくなります。転倒によるけがの防止や、風通しをよくして住まいの傷みを防ぐことにもつながります。そんなふうに、暮らしやすくするための選び直しというわけです」素敵世代に多い片づけの悩みについて伺うと、 「まず多いのは、洋服にまつわる悩み。『まだ着られる』『高かったから捨てられない』などの声をよく聞きますが、大切なのは、いまの自分を素敵に見せてくれるかどうか。迷ったら、いまの自分が気持ちよく着られるかどうかを基準に考えてみましょう。 そして、写真や手紙などの思い出の品にまつわる悩み。これらは、捨てる・捨てないの判断をすぐにしなくてOK。時間と心に余裕があるときに少しずつ見直してみましょう。心が温かくなるもの、元気をもらえるものだけを選び、見返しやすい形で残すようにしましょう。 60代の自宅の片づけは、終わりの準備ではなく、これからの人生をもっと心地よく、自分らしく生きるための準備。気負わず前向きに、日常生活の延長として取り組んでみてください」

素敵世代の終活ならぬ“収活”3 STEP

【STEP 1】 よく使う場所から始めて、小さく、少しずつ

おしゃれが好きならクローゼットから、料理が好きなら台所から、のように自分がよく使う場所から始めましょう。そして「今日は引き出し1 段だけ」「今日は化粧品だけ」というふうに、その場所をさらに小さく区切って少しずつ片づけられるよう、手をつける範囲を決めます。そのほうが一気に進めるより負担も少なく、続きやすいです。

【STEP 2】 その場所をざっくり確認して、"自分がどうなりたいか"を決める

片づけたい場所を見て、どんなものがどれくらいあるかをざっくりチェックしましょう。そして、"片づけのゴール"を決めます。「ものを減らす」をゴールにするとハードルがぐんと上がりますが、「朝の支度を楽にしたい「掃除しやすくしたい」「服を選びやすくしたい」など、自分なりの暮らしの目的があると片づけやすくなります。

【STEP 3】 その場所にあるものを3カテゴリに分ける

決めた場所にあるものをすべて出し、「いま使っているもの」「使っていないもの」「迷うもの」に分けます。"いるかいらないか"ではなく、"いま必要かどうか"を基準にするのが迷わないポイント。「いま使っているもの」は使いやすい場所に戻し、「使っていないもの」は思いきって処分を。「迷うもの」は、"迷い箱"を作って期限を決めて入れ、期限が過ぎたら処分するのがおすすめです。

60 代のうちにやっておきたいこと

手が届きにくいところや重いものの片づけ

押し入れの奥や納戸、高い場所にあるもの、大きい家具や家電などは、体力があるうちに見直しておくと安心。ただし、けがの心配もあるため無理はせず、子どもに手伝ってもらう、友達を頼るなど人の手を借りるのも手。
 

書類や財産に関わるものの整理

通帳や保険、年金、契約書、不動産関係、カード類などの財産に関わるものや大事な書類は、どこになにがあるかを自分で把握しておくことが大切。自分が安心して暮らすために、判断力があるうちに整理しておきましょう。 >>>「終活」についてもっと知りたい人はこちらをチェック! 

イラスト/鈴木衣津子 構成・文/平井薫子
 
※この記事は、「素敵なあの人9月号 自分と家族のための“ 備え”を学ぶ 素敵世代の終活講座」に掲載された記事に掲載されたものです。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

この記事を書いた人 近藤典子さん

約40年にわたり、暮らしの悩みを解決する提案を行い、収納・新築・リフォームの間取りプロデュースや企業コラボ、国内外でのセミナー活動など幅広く活躍。柔道整復師、インテリアコーディネーターの資格も生かし、「空間の配置・動線・見え方」を重視した“暮らしをデザインする提案”が評価され、日本のグッドデザイン賞をはじめ国内外で賞を受賞。

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