1. トップ
  2. スポーツ
  3. 【MLB】37歳でリーグ屈指の“剛腕”に…なぜセールは再び“全盛期”を迎えたのか 劇的改善の速球が生む圧倒的な支配力

【MLB】37歳でリーグ屈指の“剛腕”に…なぜセールは再び“全盛期”を迎えたのか 劇的改善の速球が生む圧倒的な支配力

  • 2026.9.7
ブレーブスのクリス・セール(C)ロイター
SPREAD : ブレーブスのクリス・セール(C)ロイター

MLB公式サイトは4日(日本時間5日)、ブレーブスのクリス・セール投手の2026年シーズン速球の復活について分析記事を掲載した。マーク・グリーンスパン記者による同記事では、37歳左腕の4シームが今季の"最高価値球種"へと変貌を遂げた過程が、複数の指標とともに論じられている。

■速球の指標劇的改善で再び“全盛期”

分析によると、セールの4シームは2026年、スライダーを抜いて主球種となった。平均球速は昨季の94.8マイルから96.1マイルへ上昇。被打率は.320から.217へ、長打率は.503から.340へと大きく改善し、空振り率も21.1%から26.5%に伸びた。得点抑制を示すランバリューは-4から+13へ跳ね上がっている。
象徴的だったのが8月27日(同28日)のドジャース戦だ。セールは9回を5安打無失点、11奪三振で完封勝利。この試合では大谷翔平投手に対し99.6マイルの4シームで三振を奪い、最速100.1マイルを計測した。100マイルを超えたのは2018年7月6日以来で、98マイル以上を14球記録している。

MLB公式サイトは、37歳以上で100マイルに到達した先発投手はピッチトラッキング時代においてジェイコブ・デグロムとセールの2人だけだと指摘。37歳以上の先発投手の平均直球速度でも、セールの96.0マイルはデグロムに次ぐ数字だという。ウォルト・ワイス監督も「37歳にして、これまで以上に強く投げている」と語っている。
球質指標は4シームが105から113へ向上。2ストライク後の4シーム使用率は32%から42%に増えている。
この記事掲載時点でセールの防御率は2.06、ナ・リーグ2位だった。その後4日(同5日)のフィリーズ戦(6回6安打2失点1四球7奪三振、被本塁打1、勝利)を経て、現時点のシーズン成績は25先発で14勝9敗、防御率2.10、150回、184奪三振、WHIP 1.01。防御率はナ・リーグ2位(2.10)と37歳にしてキャリア屈指の好成績を残している。
MLB公式のデータサイト「Baseball Savant」では期待防御率(xERA)3.06に対し実際の防御率2.10と大きな差があるものの、奪三振率30.6、四球率4.8という制球と奪三振の両立がナ・リーグ上位の成績を支えている。キャリア通算では16年間で159勝97敗、防御率2.95、2763奪三振を積み上げてきたベテランが、37歳にして自己最高水準の速球を武器にシーズン最終盤へ向かう。

■セールの年度別成績一覧

クリス・セールの年度別成績一覧

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ