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「付き合ってるのに見られて困るものあるの?」スマホを伏せた私、彼が通知に手を伸ばした日

  • 2026.9.5
ハウコレ

ソファから立ち上がるとき、私は手の中のスマホを何気なく裏返していました。友人は、彼に見られる前提で私へ相談しているわけではないと説明しました。そう説明しても、彼は本気で不思議そうな顔をしていました。

「なんで隠すの?」

その瞬間を見ていた彼が、ソファの向こうから「なんで隠すの?」と声をかけてきました。隠したつもりはありませんでした。彼はロック番号まで私に教えているような人。一方の私は「検索したいから貸して」と言われるたび、自分で操作して画面を見せてきました。後日あらためて「そんなにスマホ見られるの嫌?」と聞かれ、私は「嫌というより、自分のものだから」と答えました。

教える彼と、教えない私

彼は納得しませんでした。「付き合ってるのに見られて困るものあるの?」。この言葉が、思った以上に引っかかりました。やましいことがあるから拒んでいるわけではありません。友人とのやりとり、仕事の相談、家族から届いた打ち明け話。あの中には、私だけの秘密ではなく、相手が私にだけ話してくれたことも入っています。「何も隠してなくても、全部見せる必要はないと思う」。そう伝えても、彼は「俺は見られても何とも思わない」と返すだけでした。同じ部屋で暮らしていても、ここまで感覚が違うのかと、悩みました。

通知に伸びた指

後日、テーブルに置いたままだった私のスマホを、彼が「写真見せて」と手に取りました。アルバムを探すうち、届いたばかりの通知に指を伸ばしたのです。それは、あの友人からの相談の続きでした。「それは開かないで」。手のひらで画面を覆い、私は言いました。「私があなたに見せたくないんじゃなくて、あなたに見せる権利が私にない話もある」。そして続けたのです。「友人が私にだけ話してくれたことは、その友人の秘密でもあるから」そう説明しても、彼が納得しきった様子はありませんでした。

そして...

数日後、私はスマホのロック番号を変えました。「そこまでする?」と言う彼に、「あなたを疑ってるんじゃない。これは私の境界線だから」と答えました。2人の仲が壊れたわけではありません。今も彼のスマホはリビングに置きっぱなしで、私のスマホには新しい番号がかかっています。違う感覚のままでも、互いの線引きを守れればいいと思っています。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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