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皮膚障害に悩んだ毎日。韓国財閥令嬢の起業家チェ・ムンソンが行き着いたお守りコスメと愛おしい日常

  • 2026.9.4

ヘブライ語で「幼き者よ、立ち上がれ」を意味する、韓国発のプレミアムヴィーガンブランド「Talitha Koum (タリダクム)」がコスメキッチンで早くも人気! 立ち上げたのは、韓国の大手財閥グループにルーツを持つ女性起業家、チェ・ムンソンさん。人柄も穏やかで、素敵なチェさんの日々のライフスタイルから「Talitha Koum(タリダクム)」に関する想いまでを聞きました。


PROFILE
チェ・ムンソンさん

14歳の頃からケロイド体質や重い皮膚障害に悩み、2019年、韓国でヴィーガンスキンケアブランド「Talitha Koum(タリダクム)」を立ち上げ、2026年日本に上陸。学生時代は音楽に目覚め、NYに留学。現在3児の母であり、起業家としても活動。

薬に頼れない妊娠中の肌荒れを救った「白タンポポ」の底力

韓国の財閥令嬢って聞くと、「時間があってお金があるから、化粧品を作ったんでしょう!」って思いがち。でも、彼女には重度の皮膚障害があり、今でも毎年1回、抗ガン治療を受けている。

「14歳の頃、ケロイド体質や重い皮膚障害が発覚しました。世界中の病院で治療を試みるも根本的な解決に至らなかったんです。妊娠した際には、強い薬が使いたくなかった。そんなときに母に教えてもらったのが『白タンポポ』の韓方でした。これがとても私の肌に合い、妊娠・出産を乗り越えられました。いつの日にか、自分と同じように慢性的な肌トラブルに悩む人のために、一生安心して使えるものを作りたいと自ら、『白タンポポ』を軸とした研究・開発を決意しました」(チェ・ムンソンさん)

韓国原産の希少な「白タンポポ」の抗酸化作用やバリア機能サポート効果に着目し、特許取得の白タンポポ由来成分(HM+Barrier™)を配合したヴィーガンスキンケア。コスメキッチンで販売中!

韓国女性起業家、チェ・ムンソンさんのしなやかなライフスタイル

強い気持ちで長年の肌トラブルと向き合い「引き算の美学」に行き着いたチェ・ムンソンさん。そんな彼女が何よりも大切にしているのは、飾らない丁寧な暮らしでした。真摯なモノづくりを支える彼女のしなやかで豊かな生き方に迫ります。

愛犬と迎える「何もない一日」が一番愛おしい

10歳のレトリバーのサランイちゃん

14歳のチワワのコンジュちゃん

「朝、愛犬たちと一緒に目を覚ます瞬間。14歳のチワワと10歳のレトリバーのサラン(愛)が、体をぐーっと伸ばして、尻尾を振る姿を見ると、『今日もこの小さな命たちが元気に一日を始めてくれたんだな』と思えます。最近は、特別な出来事よりも、何事もなく穏やかに一日が始まることに、幸せを感じます。

幼い頃、父がこんな言葉をかけてくれたことがありました。

『リビングに陽が差し込み、犬が君を見つめている……。そんな何でもない瞬間の静けさに、感謝できる人になってほしい』と。当時、太陽は毎日昇るもの、平穏な日常は当たり前だと思っていました。でも40歳になった今、その意味がわかります。何も起こらない一日が、どれほど愛おしいか。心に大きな心配事がない、その静けさこそが、本当の幸せなのかもしれないということが」

料理も空間もすべてが上質。聖水洞のピザ&パスタ「DAROBE」がお気に入り

「聖水洞にあるDAROBE(ダロベ)は、ピザとパスタが本当に素晴らしいお店です。心から料理を楽しめるよう、細やかな配慮が尽くされた空間だなって、行くたびに感じます。上質な料理が主役で、空間やサービスがそれを引き立てている、そんな場所です。韓国料理もいいですが、たまには韓国で本格的なピザやパスタを堪能してみてください」

 

「DAROBE(ダロベ)は華やかさよりも本質が先にあり、その本質を守るために見えないところで繊細な努力を重ね続けている場所」とチェ・ムンソンさん。

【DATA】
DAROBE ダロベ / 다로베
ソウル特別市 城東区 往十里路11キル 7(서울특별시 성동구 왕십리로11길 7) 月曜休み

家族で汗を流す「卓球レッスン」が特別な理由

韓国卓球国家代表チームの団長だった頃。

「長年患ってきた皮膚疾患のせいで、幼い頃は思うように運動を楽しめませんでした。大人になってから、偶然にも卓球を始めることになったんです(笑)。最初は近所にある卓球場で気楽にスタートしたのですが、本当に良い運動だなという実感があって、いつの間にかすっかり魅了されていました(笑)。一時期は韓国卓球国家代表チームの団長として、選手たちと一緒に時間を過ごしたこともあるんです! 今では夫や子どもたちも一緒に習っています。年を重ねても家族とずっと一緒に続けられるスポーツに出会えたこと。それだけで、卓球は私にとってとても特別な存在です」

ヘリテージと調和を愛する。お気に入りジュエリー「SUEL」「MINETANI」

デザイナーと同じシンパシーを感じるという『SUEL』。チェ・ムンソンさん自身、自分ならではの美意識や基準を、時間をかけて積み重ねているブランドに、自然と惹かれるそう。

まず紹介してくれたのは、チェさんと同世代のデザイナーが手がけるブティックジュエリーブランド「SUEL」。

「珍しいジェムストーンをセンスよく取り入れているのも魅力ですが、いちばん惹かれるのは、その『調和』です。ジュエリーだけが主張してすべてを圧倒するのではなく、その日の服やほかのジュエリー、身につける人の雰囲気にすっとなじむ。ひとつでも素敵ですが、異なるピースを重ねても互いの美しさを損なわず、新しいニュアンスを生み出してくれます」

MINETANIのリング。「プロダクト単体の美しさだけを見ることはありません。誰がどんな想いで作っているのか、そして時が流れても何を守り続けたいブランドなのかも大事」とチェ・ムンソンさん

もうひとつは、ジュエリーブランド「MINETANI」。

「清潭洞(チョンダムドン)で、親の世代からビスポークジュエリーやブライダルリングを作り続けてきた歴史と技術。そのヘリテージを、次の世代が大切に受け継いでいる点がとても印象的です。次世代が手がける『Tani by Minetani』では、伝統を現代のライフスタイルに合わせ、より身につけやすく表現しています。過去、現在、そして未来がひとつのジュエリーの中に息づく――。

代々受け継がれる『エアルーム・ジュエリー』という考え方を、本当に美しいと感じます」

 

マーケティングより「肌のため」を最優先。タリダクムの引き算哲学

韓国の限られた地域に自生する希少な白タンポポに着目。7年以上に及ぶ植物細胞培養技術の研究を経て、独自成分「HM+Dandelion™」を開発。高密度の有効成分が、乾燥や環境ストレスで揺らぎやすい肌のバリア機能を力強くサポート。

伝統を受け継ぎ、今の時代に合う形へと進化させる。そんなものづくりに惹かれるチェさん自身もまた、確かな価値を未来へつなぐブランドを育てています。

「私のスキンケア哲学は、最初から大層なものではありませんでした。出発点は、『これは本当に効果があるの?』という疑問。市販品に答えがあれば、自分で作ろうとは思わなかったはずです」

ただ、自分や、同じ肌悩みを抱える人のために何かできないか。そう考え、ブランドを立ち上げる前に始めたのが原料の研究でした。注目したのは白タンポポ。他では代替できない効能を追求し、そのフィトプラセンタ(植物プラセンタ)に独自の可能性を見いだして特許技術へと昇華させたことで「Talitha Koum(タリダクム)」が誕生。

「製品づくりで大切にしているのは、マーケティングではなく、本当に肌のためになるか。医師との対話を重ね、必要なものだけを厳選する“引き算の設計”にたどり着きました。目指すのは、塗る保湿を超えて、自ら整う肌へ。何かを足し続けるのではなく、肌本来のバリア機能を信じ、その自生力を支える。それが、私たちのスキンケア哲学です」

必携の「SOSキット」!気になるポーチの中身を大公開

「目薬、傷薬の軟膏、絆創膏、小さなハサミ。そして、リップ製品と Talitha Koum(タリダクム)のマルチバーム(残念ながら、日本未入荷)。一人の女性としての私自身をも慌てさせないでいてくれる、SOSキット(笑)」(チェさん)。

可愛いものを詰め込むというより、チェ・ムンソンさんにとってポーチは“小さな救急箱”。

「3人の子どもの母親で、長年肌トラブルにも悩んできたので、外出時に“万が一のため”と持ち歩くものが、ひとつ、またひとつと増えていきました」。目薬、傷薬の軟膏、絆創膏、小さなハサミ、リップ、そしてTalitha Koum(タリダクム)のバームスティックは必需品。

「昔は『神経質すぎるのかな?』と恥ずかしく思ったことも。でも、不安だから持つのではなく、何があっても慌てないための生活習慣だと気づきました。自分や家族に小さなトラブルが起きても、すぐに対処できますから」

そのうち、ポーチ選びの基準まで厳しくなり、ついには自分で作ることに。

「開けた瞬間に中身がこぼれないよう、開口部は適度に固定。たくさん入れると自然に広がるよう、必要な部分にはタックを入れ、バッグに戻すときはジッパーできちんと閉まることが絶対条件です。こうして言葉にすると、本当にこだわりが強いですよね? 少し苦労しながら生きてきたからかもしれません(笑)」

 

手放せない名品! 「リップキュアバームスティック」

「コスメキッチンにはリップキュアバームスティックは入っていますが、マルチバームは日本未上陸なんです。肌が急に乾燥したときや敏感に感じるときはもちろん、飛行機の中のように極度に乾燥した環境でも使いますし、痒みがあるとき、よだれかぶれ、唇やキューティクルといった細かな部位にもこまめに塗っています。再生力にとても優れていて外部刺激への効果も高いため、子供たちと一緒にいる時や旅行へ行くときにも大活躍。私にとっては“これさえあれば大丈夫”と思える小さな安心感に近い存在。また、マルチバームと共に必ず持ち歩いているのがリップキュアバームティックです。ツヤツヤと光る唇よりも、長時間、心地よくうるおっている唇のコンディションを高めるものであるんです。普段はエナジェティックを気軽に塗り、ミーティングや少し気合を入れたい予定がある日にはローズロマンティックを。この3つの製品は、私のすべてのバッグを開けると必ず入っているほど、切っても切れない必須アイテムです」

少し固めのテクスチャーで、唇に塗ると体温でスッとなじみ、ベタつきすぎない自然なツヤ感が出ると人気! リップキュアバームティック 左から、M01 エナジェティック、W01 ローズロマンティック 共に3080円(コスメキッチンで販売中!)

いかがでしたか? 世話しない日々の中でふと立ち止まり、自分の素肌と向き合うとき。チェさんが紡ぐ妥協のないプロダクトと心地よい暮らしの美学は私たちの日常にも優しく確かな光を届けてくれるはず! 次号は「FEMMUE」のファンダー、ケリーさんをフィーチャー。

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