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観測史上最も暑いパリ、新しい夏の風景【夢見るパリ】

  • 2026.9.4

 

今年のパリは6月から気温が40度を超えるという、観測史上最も暑い6月になりました。

そして今年も「パリ・プラージュ」が始まり、セーヌ川にプールが設置されました。場所は私たちのお店「メロディ グラフィック」の通りのルイ・フィリップ橋の下です。

観測史上最も暑いパリ、新しい夏の風景【夢見るパリ】

(2ヶ月前からセーヌ川のプール設置の為の工事が始まりようやく完成したものの、残念ながら衛生面では疑問の声も多いですが。。)

橋の上から遊泳エリア全体が見渡せ、水面には泳ぐ人、デッキでは日光浴を楽しむ人々の姿が見えます。セーヌ川で泳ぐという、ほんの数年前までは考えられなかった風景!

プール初日にはパリ4区の市長さんが水着姿でデッキに登場し、有名なパリのフォトグラファーもこのパリの歴史に残る瞬間を撮影されていました。

 

そして今年の夏一番話題になったのがフランス人アーティスト、JRの最新作は、パリ最古の橋・ポンヌフを巨大な洞窟に変貌させた 「La Caverne du Pont-Neuf(ポンヌフの洞窟)」 です。

この作品にはもう一つ大きな意味があります。

1985年に芸術家夫妻Christo and Jeanne-Claudeがポンヌフを布で包んだ伝説的な作品「The Pont Neuf Wrapped」へのオマージュとして制作されました。JRは「橋を包む」のではなく、「橋を岩山へと変身させる」ことで、40年後の新たな対話を生み出しています。

アーティストJRは古代の洞窟から現代のデジタル社会まで、人が見ている「現実」と「幻想」について考えるきっかけを与える作品であり、忙しく橋を渡る人々が思わず立ち止まり、日常を違う視点で見つめ直すことを目指したそうです。

2週間ほどの開催期間でしたが、街そのものを美術館に変える面白いプロジェクトでした。

観測史上最も暑いパリ、新しい夏の風景【夢見るパリ】
出典 FUDGE.jp

そして夏至の日の音楽祭、今年は私が経験した中で一番暑い夏至の日でした!
あまりの暑さに音楽祭は中止になる箇所もありましたが、パリは中止にならず大盛り上がり。

観測史上最も暑いパリ、新しい夏の風景【夢見るパリ】
出典 FUDGE.jp

こんなに暑いというのにこの人だかり。
真夜中までみんなで踊りました。

観測史上最も暑いパリ、新しい夏の風景【夢見るパリ】
出典 FUDGE.jp

チュイルリー公園にある「気球」は、パリ2024オリンピック・パラリンピックの聖火台です。

特徴は、本物の炎ではなく水のミストとLEDライトで炎のような光を表現していること。化石燃料を使わない、環境に配慮した革新的なデザインとして話題になりました。デザインを手がけたのはフランスのデザイナー Mathieu Lehanneur です。

現在はオリンピックのレガシーとして、毎年夏(2025~2027年、さらに2028年まで継続予定)にチュイルリー公園へ戻り、夕暮れになると約60mの高さまで浮かび上がります。 日中は地上で見ることができ、日没後に浮遊する姿はパリの夏の新しい風物詩になっています。

2026年は6月21日から9月14日まで公開され、毎晩日没時(天候による)に上昇します。観覧は無料!

観測史上最も暑いパリ、新しい夏の風景【夢見るパリ】

エッフェル塔やルーヴル美術館周辺から眺めると、夕焼け空に浮かぶ幻想的な姿を見ることができますよ!

 

 

text:竹内 仁海

観測史上最も暑いパリ、新しい夏の風景【夢見るパリ】
出典 FUDGE.jp

パリ在住13年目。
イタリア人の夫とパリ4区にあるカリグラフィー専門店 “メロディ グラフィック”を経営する傍らカリグラファーとして活躍。結婚式やパーティ、パリコレの招待状や宛名書き、メッセージの代筆、ロゴ制作、フランス映画・コマーシャルの演出アイテムとしてカリグラフィーを担当。
パリから“暮らしの美学”をお届けします。

Instagram:@melodiesgraphiques

 

 

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