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不妊治療のすえ妊娠した私に夫が「太り過ぎ!自己管理不足」⇒「本気で言ってる?」助産師と医師が一喝した結果

  • 2026.9.3

これは、約2年前、息子を妊娠中の出来事です。不妊治療を乗り越え、私たち夫婦は待望の妊娠に喜んでいました。しかし、体形が変化する私に対し、夫は「自己管理不足」と冷酷な罵声を浴びせます。豹変した夫の真意と、産婦人科で突きつけられた言葉に夫は……?

夫から暴言…しかし理由があって…?

私は不妊治療をずっと続けていて、ようやく子どもを授かることができたのは40歳のとき。妊娠が判明すると夫も大喜びで「子どものためにどんな困難も乗り越えていこう」と2人で話していました。

しかし、妊娠初期のつわりの時期もなんとか乗り越え、少しずつ私のおなかが膨らんできたある日のことでした。突然、夫が「なんか太ったよね?」と言ってきたのです。私は少しショックを受けましたが「食べづわりだったから増えちゃったかも」と返すと、「自分ひとりの体じゃないんだから気をつけろよ」と夫。私はきっと心配してくれていたのだろうと思うことにしました。

しかしその日以降、夫は私に対して「ぶくぶくと太りすぎ」「おなか出すぎだろ」と罵るように……。私は「妊娠してるんだからそりゃおなかは出るよ」と言い返しますが、「海外のモデルとか、産む前まで腹筋割れてる人もいるらしいじゃん。ってことはお前のは努力不足だろ」と言うのです。妊娠前はスレンダー体形だった私。自分自身も、妊娠による体形の変化に内心では戸惑っていました。そうとも知らず体形についてマイナスなことを言う夫に、腹が立つと同時に悲しくなりました。

しかし、私は言われっぱなしで終わらせたくないと、夫のひどい発言をすべてスマホで録音。いざとなったら病院で助産師さんか医師に聞いてもらおうと考えたのです。そして、産婦人科の妊婦健診に夫を無理やり同行させました。案の定、医師の前で夫は悪びれもせず「こいつ、太りすぎですよね?」とひと言。するとベテラン助産師さんが「え、本気で言ってます?」と言いました。夫は「えぇ。家族のために厳しく言ってやれるのは僕だけなんで」と豪語。

あまりの自信たっぷりな態度に私はあきれましたが、医師が「お母さんの体重増加や体形の変化は、赤ちゃんを守るための大切な準備です。それに、赤ちゃんもおなかの中で成長している証拠です。奥様の体重は正常範囲内で、太りすぎではありません。お父さん、知識不足は奥様とお子さんへの言葉の暴力につながりますよ。お母さんは命を育てているんですからね」と一喝してくれました。その後、夫だけ助産師さんに呼び出され、懇々とお説教をされ、私の用意していた録音データを使うことはありませんでした。


産婦人科からの帰り道、夫は気まずそうに「子どもが成人するとき、自分たちは60代。妊娠して、どんどん見た目が変化していくお前を見ていたら『どうにかしないと、子どもが巣立つ前に病気になる!』って焦ってたんだ」と話します。さらに「高齢出産のリスクを調べすぎて、1kgでも増えたら難産に繋がると思い込んでいた」と言い、自分の勘違いと行き過ぎた発言を振り返り「間違った知識で責め立ててごめん」と謝罪しました。

もっともらしい夫の言い分に少し思い直すも、私は病院で出番のなかった、夫の暴言録音データをその場で再生。驚く夫に「これは残しておくわ。反省したフリしてまた繰り返すかもしれないから、お守り代わりにね」と、笑顔で突きつけました。その日から夫が暴言を吐くことはなくなり、子どもが生まれてからは定期的に夫婦会議の時間を作り、家事や育児、日々の悩みについて意見交換を重ねられるほどになりました。


つらかった不妊治療のすえの妊娠にもかかわらず、体形の変化を「自己管理不足」と決めつけた夫。たとえ相手を心配する気持ちから出た言葉だったとしても、伝え方を間違えれば相手を深く傷つけてしまうのだと感じました。不安や焦りが相手への攻撃に変わる前に、正しい知識を共有することが愛する家族を守る第一歩だと思った出来事です。

◇ ◇ ◇

夫の発言はデリカシーに欠けるものでしたが、一方で、妊娠中の体重管理はとても大切です。妊娠中の体重は増えすぎても少なすぎても、ママの体や赤ちゃんの発育に影響することがあります。

厚生労働省の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」では、妊娠前のBMIをもとに出産するまでに望ましい体重増加量の目安を確認することができます。また、体重の増減が気になる場合は、かかりつけの産婦人科医や助産師に相談してみてください。

大切なのは、パートナーが正しい知識を持ち、妊婦さんの体の変化を理解したうえで寄り添うこと。体重管理が必要な場合も、決めつけや責める言葉ではなく、医師や助産師を通じて適切に向き合うことが、夫婦の信頼関係を守ることにつながりますね。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:関根直子(助産師)

著者:深沢真紀/40代・主婦。1歳の男の子を育てるママ。不妊治療の末に授かった息子を夫婦で溺愛中。最近、若見えのためにダイエットを始めた。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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