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「安い肉は舌が受けつけない」自称グルメ夫が高級品と絶賛するも『料理の正体』に赤面

  • 2026.9.1

今回は、友人の明菜さん(仮名)が、自称グルメの夫から料理を見下され続けたときの話をご紹介します。食事のたびに知識を披露し、食材の値段まで決めつける夫。そんな態度にモヤモヤしていた明菜さんは、飲食店で働く姉に相談することにしました。

食べる前から始まる夫の批評

夫はグルメ番組や料理動画が大好きです。最初は単なる趣味だと思っていましたが、結婚してしばらくすると私の料理にも口を出すようになりました。

「この肉、安いやつでしょう」「だしが弱いな。本物を食べたことがない人には分からないか」と、食べる前から批評が始まります。

休日に時間をかけてビーフシチューを作ったときも、ひと口食べて「三流レストランの味。俺くらい舌が肥えていると、ごまかしは通用しないよ」と鼻で笑われました。

姉の料理まで見抜けなかった夫

夫は偉そうに言うわりに、自分ではほとんど料理をしません。姉を夕食に招いた日も、「明菜は味覚が普通だから、俺が評価してやらないと料理が上達しない」と得意げでした。

さらに姉が持ってきた総菜を私の手料理だと思い、「また安い食材を使ったな。香りで分かる」と断言。すると姉が、「それ、私が店で作っている人気メニューだけど」とひと言。夫は一瞬黙り、「今日は鼻の調子が悪い」と話をそらしました。

高級肉を当てるはずが……

さすがに我慢できず姉に相談すると、食材の値段を伏せて食べ比べをすることに。手頃な牛肉と専門店で買った高価な牛肉を用意し、姉に同じ味つけで調理してもらいました。

夫は迷う様子もなく一方を指し、「こっちが高級肉。脂の甘さがまるで違う。安物と並べるなんて肉に失礼だ」と自信満々。

そこでレシートを見せると、夫が絶賛したのは手頃な牛肉でした。高価なほうには「筋っぽい。スーパーの特売品だろ」とまで言っていたのです。

料理する側になって気づいたこと

姉は「味じゃなく、値段を想像して評価していただけじゃない?」と静かに指摘しました。私も今まで言われた言葉を書いたメモを見せ、「料理を評価する前に、作った人への言い方を考えて」と伝えました。

夫は顔を赤くして「少し言いすぎた。悪かった」と謝罪。翌週から週末の夕食を担当することになりました。献立決めから片づけまで経験すると、「作る側は大変だな」とぽつり。それ以来、偉そうな批評はなくなりました。

知識や値段だけで料理を判断するより、作ってくれた人への感謝を忘れないこと。それこそが、食卓では大切なのだと思います。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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