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「玄関、ちゃんと掃除してるの?」初めて泊まりに来た義母。だが、義母の小言に夫が反論した瞬間

  • 2026.8.31

前の日から念入りに片づけた部屋で

結婚して一年ほど経ったころ、初めて義母が家に泊まりに来ることになりました。

私は前の日から念入りに片づけました。棚の上や窓の桟を拭き、玄関のたたきもいつもより丁寧に掃除しました。

気持ちよく過ごしてほしかったですし、正直なところ、義母に「きれいにしているね」と思ってもらいたい気持ちもありました。

ところが、義母は玄関で靴を脱ぐと、足元を見ながら言いました。

「玄関、ちゃんと掃除してるの?ほこりが見えるけど」

前の日に何度も確認した場所だったので、思わず言葉に詰まりました。

見ると、隅のほうに小さなほこりが残っています。私は「あとで拭きますね」と答えましたが、胸の奥には少し引っかかるものが残りました。

義母は嫌味を言っているというより、気づいたことをそのまま口にする人なのだと思います。それでも、前の日から頑張っていたぶん、素直には受け流せませんでした。

夕食の準備をしていると、今度は義母が台所へ入ってきました。

私が野菜を切っているのを見ると、「もう少し細く切ったほうが食べやすいんじゃない?」と言います。

私が返事に迷っていると、近くにいた夫が「母さん、うちはこれでやってるから大丈夫だよ」と軽く止めました。

義母は「あら、そう」と言って台所を出ていきました。

食卓で、夫がもう一度言った

夕食になり、しばらくは普通に話していました。

ところが料理の話になったとき、義母が「昔からうちは、もう少し細かく切っていたけどね」と、また昼間の話を持ち出しました。

そのとき、夫が箸を置きました。

「母さん、やり方は家によって違うんだから、もういいよ」

そして少し間を置いて、「昨日からずっと掃除もして、準備してくれてたんだから」と続けました。

声を荒らげたわけではありません。ただ、普段より少しはっきりした言い方でした。

義母は何か言いかけましたが、「そうね」と短く返し、それ以上は続けませんでした。

食卓には少し気まずい沈黙が残りました。それでも、それまで私一人が細かく見られているように感じていた息苦しさは、ずいぶん軽くなりました。

翌朝、義母は前日のことには触れませんでした。帰り際も、玄関で「ごちそうさま」と言って帰っていきました。

その後も義母が泊まりに来ることはありました。細かなことが気になる性格そのものが変わったわけではありません。ただ、以前のように掃除や料理のやり方をすぐ口にすることは減りました。

夫も、義母が何か言い始めると、さりげなく話を変えてくれることがあります。

あの日、私がうれしかったのは、義母に言い返してもらったことではありませんでした。前の日から準備していたことを、夫がちゃんと見てくれていたことです。

張りつめていた気持ちが、あれほど楽になるとは思いませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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