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「会計お願いします」おにぎりとお茶を持ってきた客。だが、商品の状態を見て言葉を失った

  • 2026.8.30
「会計お願いします」おにぎりとお茶を持ってきた客。だが、商品の状態を見て言葉を失った

レジに置かれた、空のおにぎりの包装

学生のころ、私はコンビニでアルバイトをしていました。

夕方になると仕事帰りのお客さまが増え、レジには列ができます。商品のバーコードを読み取り、金額を伝え、次のお客さまへ。そんな作業を繰り返していたある日のことでした。

順番が来たお客さまがカウンターに置いたものを見て、私は一瞬、手を止めました。

おにぎりの包装と、お茶の容器です。どちらもすでに開けられていて、中身はありませんでした。

「会計お願いします」

そう言われて、私はどう返せばいいのか分かりませんでした。会計前の商品を店内で食べるお客さまを対応したのは初めてだったからです。

私は奥にいた店長を呼び、どうすればいいか確認しました。

店長は商品を確認すると、今回はそのまま会計し、お客さまには次から先にレジを通していただくよう注意してくれました。

私は残っていたバーコードを読み取り、いつも通り金額を伝えました。同じ読み取り音なのに、そのときだけ妙に耳に残ったのを覚えています。

後ろに並んでいた人が驚いていた

その後しばらくして、そのお客さまがまた来店しました。

レジに持ってきた商品のうち一つは、すでに封が開いていました。

私は前のことを思い出し、声をかけようとしたのですが、その前に後ろに並んでいたお客さまが思わず口にしました。

「もしかして、食べちゃったんですか」

責めるような言い方ではありません。ただ、本当に驚いたような声でした。

聞かれたお客さまは少し黙り、それから「まあ、そうなんだけど」と小さく答えました。

私はそのまま会計をしましたが、以前とは少し空気が違いました。

店員から注意されるのとは違い、たまたま居合わせた人に驚かれたことで、自分の行動が周囲からどう見えるのかを意識したようにも見えました。

それ以降、少なくとも私がレジに立っているときには、会計前に食べた商品の包装を持ってくることはなくなりました。

本当にあの一言がきっかけだったのかは分かりません。

ただ、店側では対応に慣れかけていたことでも、初めて見る人にとっては驚く行動だったのだと、私自身もあらためて気づかされました。

今でもレジの読み取り音を聞くと、ときどきあの日のことを思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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