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「食べ終わったし、そろそろ出ようか」娘の面倒を見て、まだ食べていなかった私。だが、義母の一言に助けられた

  • 2026.8.30
「食べ終わったし、そろそろ出ようか」娘の面倒を見て、まだ食べていなかった私。だが、義母の一言に助けられた

気づけば、自分の皿だけ空いていた

娘がまだ小さかったころ、夫の両親と一緒にバイキングへ行きました。

席に着くと、義父と義母、夫はそれぞれ料理を取りに行きました。私も娘を連れて料理の並ぶ場所へ向かいます。

まだ小さい娘が食べられそうなものを選び、席に戻って小さく切ったり、熱いものを冷ましたりしながら食べさせました。

「これも食べる?」

娘がうなずけば、また少し取りに行きます。

私は「娘が食べ終わってから、自分の分を取りに行けばいい」と思っていました。ところが、食べさせているうちに時間はどんどん過ぎていきます。

向かいでは義父が「これ、うまいな」と夫に話しかけ、義母も料理を楽しんでいました。

ようやく娘がお腹いっぱいになり、椅子の背にもたれたころには、三人も食事をほとんど終えていました。

夫が最後のデザートを食べ終えて、何気なく言いました。

「食べ終わったし、そろそろ出ようか」

その言葉を聞いて、私は一瞬だけ夫の顔を見ました。

私の前にある大きな皿は、まだ空のままです。

「私、まだ食べてない」と言えばいいだけでした。それでも、みんなが食べ終わっているところで待ってもらうのが悪いような気がして、言葉が出ませんでした。

そのまま荷物をまとめようと、空の皿に手を伸ばしました。

義母が、空の皿に気づいた

すると、立ち上がりかけていた義母の視線が私の手元で止まりました。

「あれ、まだ何も食べてないでしょう」

私は思わず、「娘に食べさせていたら、こんな時間になってしまって」と笑いました。

義母はすぐに椅子へ座り直しました。

「じゃあ、今度はゆっくり取っておいで。こっちは見ているから」

義父も私の皿を見て、「そうだったか」と驚いたように言いました。

夫もそこで初めて気づいたらしく、少し気まずそうな顔をしました。

「ごめん。全然気づかなかった」

そして夫が娘の隣へ座り、「行っておいで」と言ってくれました。

私はその日初めて、自分が食べたいものを選びに行きました。料理を前にして、「そういえば何を食べたかったんだっけ」と少し迷ったのを覚えています。

席に戻ると、夫が娘と話し、義両親はゆっくりお茶を飲みながら待っていました。

それから家族で食事に行くと、夫が「先に取ってくれば?」と娘を見てくれることが増えました。バイキングでも、どちらか一人だけが食べられないままにならないよう、自然と交代するようになりました。

あの日、誰かに意地悪をされたわけではありません。私自身も「あとで食べればいい」と思い、何も言わずにいたのです。

それでも、空の皿を見て「まだでしょう」と気づいてくれた義母の一言は、今でもよく覚えています。

家族だから言わなくても分かる、とは限りません。だからこそ、ときどき相手の様子を見ることも大切なのだと思った出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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