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【神奈川県川崎市】“障害の社会モデル”に気づく体験企画「バリアフルレストラン」、川崎高校文化祭で公開

  • 2026.8.26

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過去開催の同校バリアフルレストラン運営メンバーと参加者の様子[/caption]

川崎市、川崎市立川崎高等学校、日本ケアフィット共育機構は、9月5日(土)に開催される川崎高校の文化祭「神無祭」にて、車いす利用者がマジョリティ(多数派)の社会に入り込む参加型体験企画「バリアフルレストラン in 川崎市立川崎高等学校」を一般公開する。

高校生が企画・運営する没入型プログラム

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過去開催の様子[/caption]

同企画は、川崎市が推進する「かわさきパラムーブメント」の理念のもと、福祉科の高校生が自ら企画・運営を担当し、社会の環境や制度、周囲の意識が生み出す「障害の社会モデル」に気づく没入型プログラムだ。立場が逆転した空間での、戸惑いや気づきを体感できる。

今年で4回目となる「高校生によるバリアフルレストラン」は、川崎高校の文化祭(神無祭)にて9月4日(金)・5日(土)に開催され、5日(土)に一般公開される。

なお、同プログラムは「障害の社会モデル」を学ぶ体験型展示・ワークショップであり、実際の飲食提供を行う飲食店ではない。

不便さを体感する空間設計など「考えさせる」仕掛け

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過去開催の様子[/caption]

バリアフルレストランの会場は「車いす利用者の生活」を前提に設計され、天井の高さが約160cmに設定されている。

車いすで過ごすうえでは問題ないが、立って歩く健常者は常に屈んで移動しなければならず、「環境の側によって不自由(障害のある状態)になる」という体験を創出する。

案内役を務める福祉科の生徒からは、「立って歩くなんて大変ですね」「お一人で来たのですか?」といった声がかけられる。現実社会で車いすユーザーに向けられる意識や言葉のギャップを立場逆転で体験することで、無意識の前提や心のバリアに気づくきっかけをつくる。

また実習等を通じて共生社会の課題に向き合ってきた高校生たちが、自らの気づきをもとに言葉がけや空間づくりを工夫。学びを一方的に説明するのではなく、体験としての面白さと障害について考える時間の両立を目指し、来場者が自然に深く考えられる参加型コンテンツとして構築している。

実施背景と目的に関する主催者たちのコメント

以下は、川崎市立川崎高等学校・福祉科、川崎市パラムーブメント推進担当、日本ケアフィット共育機構のコメント。

まず川崎市立川崎高等学校・福祉科は、以下の通りコメントしている。

「福祉を学ぶ高校生自身が、学びを“他者につたわる形”にし、自ら社会へ発信主体となることで実践的な学びとなっています。文化祭という開かれた場での開催により、生徒だけでなく保護者、卒業生、地域住民へ【障害の社会モデル】を広げるきっかけを目指します。企画・役割分担・運営などの一連を生徒主体で行います。学校側としては、この経験を通して学生に主体性、協働性、表現力、課題解決力を育み今後、社会で役立てて欲しいという狙いがあります」

また、川崎市パラムーブメント推進担当は、以下の通りコメントしている。

「誰もが自分らしく暮らせるまちを目指し、意識や環境のバリアを取り除く『かわさきパラムーブメント』を推進しています。『多様性を尊重する社会をつくる子どもを育むまち』『心理的バリアが解消されたまち』など7つのレガシーを掲げ、そのための取り組みとしてこれまでもバリアフルレストランを市内で実施してきています」

さらに、日本ケアフィット共育機構は「バリアフルレストランは、車いすユーザーが多数派となった架空の社会を舞台に、参加者自身が少数派の立場を体験するプログラムです。参加者の身体は何も変わりません。しかし、社会の基準や仕組みが変わることで『不便さ』や『生きづらさ』が生まれることを体感できます。本プログラムは、『障害は個人にあるのではなく、社会との関係の中で生まれることがある』という気づきを促し、多様な人々が共に暮らす社会について考えるきっかけを提供することを目的としています(一部抜粋)」とコメントしている。

川崎高校の文化祭「神無祭」で、バリアフルレストランを体験してみては。

■バリアフルレストラン in 川崎市立川崎高等学校 日 時:9月5日(土)9:00~15:00 ※4日(金)は学生のみの受入れ 会 場:川崎市立 川崎高等学校 5階 介護実習室 住 所:神奈川県川崎市川崎区中島3丁目3-1 参加費:無料

バリアフルレストランについて:https://www.carefit.org/carefit/barrierful 川崎高校HP:https://www.kaw-s.ed.jp/kawasaki-hs/index.html

(佐藤 ひより)

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