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効率的なスイングの秘けつは「バンプ」にあり!女子プロのスイングを解説

  • 2026.8.25

注目ルーキー3選手をピックアップ。それぞれが異なる体の使い方で自分の武器をフル活用した魅力的なスイングをもつ。

若手らしい躍動感とすでにトップツアーで通用する強さ、その両面を掘り下げる。

軸から末端へパワーを伝達する美しいナチュラルスイング

アドレス~テークバック

とてもオーソドックスな構えです。グリップはややストロングで、慣性の大きなヘッドでフェースを返さずに打つうえでは相性がいい。強いていえば、ボール位置がややスタンス中央寄りなのが特徴的なところ。

テークバックでは体が全体的に右足方向へ動くので、体重移動をきっかけに始動していることがわかります。初動でリキみがちな人にオススメの動き方です。

バックスイング~トップ

効率的なスイングの秘けつは「バンプ」にあり!女子プロのスイングを解説
Point:腰の右側がすでにターゲット方向へ動いている(画像左)Point:左肩がとても深く入る(画像右)

ハーフウェイバックからトップ直前にかけて、右ヒザが内側に動きはじめます。つまり、この時点ですでに左足へのウェイトシフト(切り返し)がはじまっているということ。

上半身、とくに肩まわりの柔軟性が非常に高く、トップでは肩が深く入っています。逆にいえば、深く入りすぎてしまうこともあるため、あえて下半身を早い段階で逆方向へ動かし、オーバースイングを抑制しているのでしょう。

ダウンスイング

効率的なスイングの秘けつは「バンプ」にあり!女子プロのスイングを解説
Point:左足が内側へ傾いている

クラブがもっとも高いポジションに到達する前から左足へ徐々に加重しているため、トップの時点でターゲット方向への体のスライドはすでに完了。左足が体の中心へ向かって斜めの角度を保ったまま地面を蹴れているので、かなり大きな反力を生み出せています。

この地面を蹴る力がクラブのリリースにつながり、手首のタメが解放されて、ヘッドがゆるやかな角度でボールへとコンタクトしていくのです。

インパクト~フォロースルー

インパクトでは左腕とクラブの関係が、アドレスの再現のようになっています。最近の女子ツアーはパワフルな選手が増えましたが、鳥居選手はクラブの動きを止めず、力を効率的に使うタイプ。

フォローでは両腕が真っすぐな状態ですが、前腕部はローテーションされています。これも無理に手首を返しているのではなく、ヘッドの慣性で自然に発生している動き。体の大きな部分だけを使い、できるだけクラブに仕事をさせるナチュラルなスイングです。

神ワザPoint

つねに体の大きなパーツから先に動き、上半身や腕に余計な力が入っていません。切り返しでは骨盤が先にターゲット方向へ動き出す「バンプ」が見られますが、しっかりと体重を左足で受け止めることができています。必要以上に動くと力が流れてしまいますが、鳥居選手の場合は股関節の可動域の広さと脚力の強さがそれを防いでいます。

いかがでしたか? 美しいスイングでしっかりとパワーを伝えましょう!

鳥居さくら
●とりい・さくら
2007年生まれ、兵庫県出身。163cm。2024年「日本女子アマチュアゴルフ選手権」優勝。ルーキーイヤーの今季は「Sky RKBレディスクラシック」で8位タイに入るなど、早くも存在感を示している。Sky所属。

解説=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。理論的なレッスンで支持を集め、千葉県を拠点にジュニア育成や競技者指導を行なう。日本体育大学女子ゴルフ部では、テクニカルコーチとして選手強化に携わる。Canvath Golf代表。

写真=圓岡紀夫、渡辺義孝、小林 司
撮影トーナメント=Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント
※選手の成績やデータは2026年6月13日現在

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