1. トップ
  2. 同世代は共感必至! 体の変化、老後資金の不安…アラフィフ世代の心配を笑って吹き飛ばすコミックエッセイに元気をもらおう!【書評】

同世代は共感必至! 体の変化、老後資金の不安…アラフィフ世代の心配を笑って吹き飛ばすコミックエッセイに元気をもらおう!【書評】

  • 2026.8.23

【漫画】本編を読む

アラフィフとなると、仕事、健康、お金、老後など考えなければならないことや心配事が増える。一方で服装や見た目などには若いころよりも意識しなくなっていく人も多いだろう。だが『アラフィフさん いらっしゃ~い!』(青沼貴子/KADOKAWA)は、そんなアラフィフ世代といってもまだまだ元気に楽しく過ごせることを、笑いとともに届けてくれるコミックエッセイだ。

本作は子育て漫画『ママはぽよぽよザウルスがお好き』(KADOKAWA)などで多くの共感と笑いを届けてきた青沼氏による、自身がアラフィフに突入したころの毎日を描いたもの。働き盛りと言われる40代を超え、退職、引退といった言葉が頭をよぎる50代。元気なつもりでも、体の変化や第2の人生について考えることが多くなってくる。

本書で綴られているエピソードは同世代なら「あるある」と共感するものばかりだ。ある日突然、顔のほてりとともに襲いかかってきた更年期による滝のような汗の話や、憧れだった「書店員」を目指し50代にしてラストチャンスかもしれないパート面接に挑戦する話、こってりした油物が大好物だったのにいつの間にかあっさりしたものばかりを好むようになっていた食生活の変化の話など、描かれている状況や気持ちは他人事とは思えないだろう。

そして現代のアラフィフが直面するシビアな現実に直面していく。肩こりや腰痛といった体の不調が続いて通院の回数が増えていくなかで健康のために軽い運動をしようと模索する姿や、夫婦でもらえる年金の金額に驚き、少しでも受給額を増やすために「繰り下げ受給」制度を勉強する姿など、老後への試行錯誤も展開される。だがそれを決して悲観的ではなく、むしろ笑いにして描いているのが本書のいちばんの魅力だ。

年齢による生活スタイルや体の変化を前向きに受け止めていく著者の姿勢には元気をもらえるはずだ。まさにアラフィフの世代の人はもちろん、アラサー、アラフォー世代の人にも手に取ってもらいたい。将来のことに目を背けず、どう元気に過ごしていこうかと考えるきっかけになるだろう。

文=つぼ子

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ