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「どこから乗りましたか?」言葉が通じず止まっていた車内。だが、私が勇気を出して英語で尋ねた一言

  • 2026.8.29
「どこから乗りましたか?」言葉が通じず止まっていた車内。だが、私が勇気を出して英語で尋ねた一言

停留所に着いても、バスが動かなかった

仕事帰りに乗っていたバスが、ある停留所で止まったまま、なかなか発車しませんでした。

前のほうを見ると、降車口の料金箱の前に一人の乗客が立っています。

運転手が何かを尋ねていますが、話が通じていないようでした。

「どこから乗られましたか」

運転手がゆっくり言い直しても、その人は困った顔で首をかしげ、英語で何かを返します。

海外から来た人のようでした。

このバスは乗った区間によって運賃が変わるため、その人がどこから乗ったのか確認する必要があったようです。

しかし運転手は英語が分からず、相手も日本語が分かりません。

何度かやり取りしたあと、運転手が車内を振り返りました。

「どなたか、英語のわかる方はいませんか」

それまで聞こえていた車内の物音が、急に小さくなった気がしました。

私も迷いました。英語が得意なわけではありません。

学生時代に習った程度で、簡単な言葉なら分かるというくらいです。

それでも、料金箱の前で申し訳なさそうにしているその人を見ていると、このまま座っているのも落ち着きませんでした。

知っている英語だけで声をかけた

私は席を立ち、前まで行きました。

そして、その人に「Where did you get on the bus?」と尋ねてみました。

発音に自信はありませんでしたが、意味は通じたようです。その人は少し驚いたあと、ほっとしたような顔で答えてくれました。

聞き取れた乗車場所を私が運転手へ伝えると、運転手はうなずき、支払う運賃を案内しました。

その人は小銭を料金箱に入れると、私と運転手に何度も頭を下げました。

「Thank you」

そう言ってバスを降りていく姿を見送り、私も席へ戻りました。

上手に話せなくても、役に立てることがある

運転手から「助かりました。ありがとうございます」と声をかけられ、少し照れくさくなりました。

使ったのは、覚えていた短い英語だけです。もっと英語が得意な人がいれば、その人に任せていたと思います。

それでも、あの場では私の知っている言葉でも十分に役に立ちました。

完璧に話せる自信がなくても、困っている人を前にしたとき、自分にできる範囲で声をかけることはできる。あの日の帰り道、そんなことを考えました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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