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永久追放の元Jリーガーとは違う…日本に勝って兵役義務免除の28歳韓国選手、兵役法違反無罪確定で「心からお詫び」

  • 2026.8.22

9月に愛知県で開幕するアジア競技大会。

韓国男子選手にとっては、兵役義務免除がかかる重要なトーナメントになる。

2018年大会でサッカー韓国男子代表は、上田綺世らを擁した日本を決勝で下して優勝した。

その当時の優勝メンバーだったキム・ジニャに無罪判決が下されたと、『sportsseoul』などが報じている。

現在28歳のキム・ジニャは、2020年に兵役の代わりに4週間の基礎軍事訓練を受け、34カ月間に544時間の体育分野奉仕活動をする特例を受けた。しかし、2022年に奉仕活動確認書を提出した際に問題が生じた。

「キム・ジニャのエージェントが韓国サッカー協会に対して、同じ日付と場所に別の2つの学校で公益服務をしたとする虚偽の実績を提出した」として、兵役法違反に問われたのだ。

しかし、裁判所は、長らく行政業務を代行してきたエージェントに提出業務が全面的に委任されていた点、 キム・ジニャが文化体育観光部が指定した「タイムスタンプ」アプリで撮影時間と場所が認証される写真をエージェントに伝達した以外には関与していない点、問題となった資料はエージェントのミスであったか、業務便宜のための任意編集に過ぎなかった点、 キム・ジニャは公益服務を遂行したがエージェントの過誤で問題が発生した点、 特に544時間のうちわずか1時間30分を水増しするために偽造書類を提出したというのは納得しがたい点などを挙げて、故意と認めるのは難しいと判断した。

このほど、検察も控訴を放棄し、キム・ジニャに対する無罪判決が確定した。

「奉仕活動実績を水増しして、代表資格を永久剥奪されたチャン・ヒョンスのケースとは異なった。各学校のサッカー部監督らにキム・ジニャの奉仕活動の真偽可否を尋ね、実際に奉仕活動が行われたことを確認した」とのこと。

FC東京でプロになったチャン・ヒョンスは、2018年ワールドカップにも出場した韓国のスター選手。彼は2014年アジア競技大会優勝で兵役義務を免除されたが、奉仕活動時間について虚偽の申告をしたために、代表から永久追放された。

無罪が確定したキム・ジニャは「長い間心配してくれたファンとチーム関係者の方々に心からお詫びする。今後はサッカーと奉仕活動にさらに専念し、ピッチ上でファンに報いる」とコメント。

弁護士は「兵役法には罰金刑がなく、執行猶予以上の刑を受けた場合は選手登録が禁止されるため、無罪を立証しなければならなかった」、エージェントは「会社側の誤りで選手に大きな負担を与えてしまい、選手だけでなくファンにも申し訳ない。今後はエージェント業務全般を見直し、再発防止に万全を期す」としている。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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