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【戦慄ホラー】「赤い女に気をつけろ」深夜のドアの向こうにいたのは…令和の人気怪談「禍話」屈指のエピソードをコミカライズ【作者に聞く】

  • 2026.8.22
誰かいる…これが赤い女か!? 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA
誰かいる…これが赤い女か!? 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA

「赤い女に気をつけてください」――大学生の住むマンションに、ある日突然投函された一枚の手書きのビラ。日本語がどこか不自然で、不気味な注意書きが並ぶその紙は、やがて現実の恐怖へと姿を変えていく。怪談ツイキャス「禍話」で語られた人気エピソード「赤い女のビラ」が、大家さんによってコミカライズされた。今回は原作者の原作者・かぁなっき(@magabanasi)さんと作画を担当した大家(@ksyjkysk)さんに、本作へのこだわりを聞いた。

日常に紛れ込む不気味なビラ

赤い女のビラ1 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA
赤い女のビラ1 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA
赤い女のビラ2 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA
赤い女のビラ2 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA
赤い女のビラ3 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA
赤い女のビラ3 画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA

主人公はアルバイトに追われる、ごく普通の大学生。ある日、集合ポストを開けると「赤い女に気をつけてください」と書かれた一枚の便箋が入っていた。そこには「インターホンを執拗に押してくる全身真っ赤な女性には注意してください」と、不穏な警告が並ぶ。手書きの文字は漢字やカタカナの使い方もどこかおかしく、読めば読むほど不気味さだけが募っていく。

管理人が投函禁止の張り紙を掲示しても、いつの間にか剥がされ、ビラは何度も主人公のポストへ届く。そしてある日、マンションを訪れたバイト仲間と建物を見上げた瞬間、赤い服の女性が廊下を歩き回る姿を目撃する。しかし慌てて駆け上がったころには、その姿は跡形もなく消えていた。

ビラの警告が現実になる夜

しばらく何事もなく過ぎたある深夜、仕事を終えて帰宅した主人公は、隣の部屋の前に立つ人影に気付く。チカチカと点滅する照明の下、ゆっくりと近づいてきたのは、全身を赤い服で包んだ女性だった。

主人公が部屋へ逃げ込んだ直後、激しくドアを叩く音が響き渡る。インターホンは何度も鳴らされ、ドアの向こうから聞こえてきたのは、あのビラとまったく同じ文章だった。「赤い女に気をつけてください。インターホンを執拗に押してきたり、ノックを執拗にしてくる全身真っ赤な女性には注意してください」――。紙に書かれていた警告が現実になった瞬間、恐怖は一気に主人公へ迫る。

怪談を"現実"へ引き寄せたこだわり

「禍話 SNSで伝播する令和怪談」には、「赤い女のビラ」をはじめ、「で、どうする?」「9人いるぅ…!」など、400話を超える怪談の中でも特に人気の高い11作品が収録されている。

コミカライズが決まった当時を振り返り、かぁなっきさんは「生半可なものは作れないな。今まで話してきたお化けの皆さんに申し訳ないなと思いました」と語る。また、作画は大家さん一人に任せたいと自ら希望したことも明かし、「期待以上でした」と完成作への手応えを口にした。

一方の大家さんは、「『赤い女』は特徴的な見た目ではなく、どこにでもいるような風貌にしました。『もしかすると自分の近くにも…』と思ってもらえたら」と制作意図を説明。さらに、怪異だけではなく、主人公の日常を丁寧に描くことで、読者自身がその世界へ入り込めるよう意識したという。

読んだあと、誰もが振り返ってしまう

かぁなっきさんは「漫画版では、お化けの細かな姿まで体験者と同じイメージで再現してもらっています」と見どころを語る。一方、大家さんも「主人公側の日常風景が伝わるよう描きました」と話し、怪異が現れた瞬間の落差を大切にした。

何気ないマンションの廊下、見慣れた集合ポスト、深夜のインターホン。そのすべてが恐怖へ変わる『赤い女のビラ』。ページを閉じたあと、自宅のドアの向こう側が少しだけ気になってしまうような、静かで後を引く一冊である。

■取材協力:かぁなっき(@magabanasi)・大家(@ksyjkysk)

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