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「ミニオンズの童心に大人はすごく勇気をもらえる」『ミニオンズ&モンスターズ』で日本語吹替を務めた千葉雄大&鈴木愛理にインタビュー

  • 2026.8.20

イルミネーション・スタジオが贈る、大ヒットアニメーションシリーズの最新作『ミニオンズ&モンスターズ』が公開中だ。“最強最悪のボス”を探すミニオンズが、映画の都・ハリウッドに迷い込む本作の日本語吹替キャストに、千葉雄大と鈴木愛理が参加。ミステリアスなドートと、彼と恋に落ちるデビーというキーパーソンを演じている。そこで2人に吹替版の舞台裏や、本作の魅力を語ってもらった。

【写真を見る】夏らしさ全開!千葉雄大&鈴木愛理の涼しげな浴衣姿

最強最悪のボスを求めて旅するミニオンズは、1920年代のハリウッドにやってきた。ハチャメチャな大暴れが映画プロデューサーの目にとまり、銀幕デビューを果たすミニオンズ。一方、絵やお話作りが大好きなミニオンズのジェームズは、自ら監督するモンスター映画を企画。親友のヘンリー、エドと3人でさっそく準備を開始した。そんななか、ミニオンズは新たなボス候補であるドートと出会う。

千葉と鈴木が演じたのは、ある使命を帯びて地球にやって来たドートと、女性の権利を訴える若き活動家のデビー。偶然出会った2人は、恋に落ちるという役どころだ。

――まず、お2人が演じられたキャラクターについて教えてください。

ミニオンズがめぐり会った(?)最強最悪のボス候補・ドート [c] Universal Studios. All Rights Reserved.
ミニオンズがめぐり会った(?)最強最悪のボス候補・ドート [c] Universal Studios. All Rights Reserved.

千葉雄大(以下、千葉)「ドートの見かけはロボットですが、どういう存在なのかは謎なんです。最初は感情が欠落していますが、デビーと出会って恋が芽生えていく愛おしいキャラクターですね」

鈴木愛理(以下、鈴木)「デビーは女性解放運動の先頭に立って声を上げていく、強くて凛とした女の子です。そういう強めの彼女がドートに出会ったことで、柔らかい一面も見せるんです。女性の意見が通りにくかった時代に行動する、しっかりした女の子ですね」

「子どもたちの記憶に残る仕事に携わるのが夢だった」(鈴木)

――『ミニオンズ&モンスターズ』に出演した感想をお聞かせください。

千葉「ずっと見てきたシリーズでしたし、日本語版の監督が何度もご一緒した方だったので、すごくご縁を感じましたね。いつもはキャラクターの口角や表情に合わせて吹替をしているのですが、今回は口角も見当たらないじゃないですか(笑)。だから首をかしげたり、体の動きに合わせることを意識しましたね」

『ミニオンズ&モンスターズ』で声優初挑戦となった鈴木愛理 撮影/島村幸志
『ミニオンズ&モンスターズ』で声優初挑戦となった鈴木愛理 撮影/島村幸志

鈴木「私は吹替の声優をすることが初めてだったので、本当に見よう見まねでした。現場はあっという間に進んでいくのでドキドキしましたが、子どもたちの記憶に残る仕事に携わるのが夢だったので、1つ夢に近づいた感があってうれしかったです。この映画に出演して、“夢って持つものだな”と思いました」

――個性的なキャラクターですが、役作りはいかがでしたか?

千葉「感情の出し方ですね。オリジナル版の声を聞いて合わせたつもりですが、出しすぎず抑えすぎずの塩梅がちょっと難しかったですね。そこは腕の見せ所という(笑)」

鈴木「海外の可愛いと日本の可愛いはたぶんちょっと違うので、オリジナル版の方のニュアンスを引き継ぎながら、日本の言葉に擦り合わせるよう心掛けました。日本人が見た時のデビーちゃんをイメージはしたつもりです」

千葉「デビーが『女性に投票の権利を!』って叫んでるところ、めっちゃ楽しかったですよ」

女性運動家のデビーは、ドートと恋に落ちる [c] Universal Studios. All Rights Reserved.
女性運動家のデビーは、ドートと恋に落ちる [c] Universal Studios. All Rights Reserved.

鈴木「ありがとうございます!でも、あの吹替めっちゃ難しかったんですよ。英語だとリズミカルに発言しているのですが、日本語で語感を合わせにくくて」

千葉「確かにそこは意識するかも。英語だとコミカルなところも、翻訳するとまたちょっとニュアンスが違ったりするし、いつもどうやったらおもしろくなるんだろうって思う」

鈴木「声だと自分の表情で感情を伝えられないじゃないですか。実際に声を当ててみたら『もっと声を高く!』って言われて、私って意外と声が低いんだなって実感しました」

千葉「そうなの?低いイメージないけどな」

鈴木「童顔だからそういうイメージないかもしれないですけど、声だけになるとそうでもないんだって判明しました(笑)」

「ジェームズは周りにすごく恵まれてるなと思いました」(千葉)

――完成した映画を観た感想を聞かせてください。

鈴木「自分の出た作品の試写は、『あ、自分だな』って思ってドキドキしちゃうんですよ(笑)。いつもジタバタして冷静に観られないので、観た人からの感想が聞きたいです」

感情の出し方や語感を意識して、吹替に挑んだ千葉雄大 撮影/島村幸志
感情の出し方や語感を意識して、吹替に挑んだ千葉雄大 撮影/島村幸志

千葉「いや素敵でしたよ。僕も自分が出てる作品は『うっ』ってなるけど、実写と違って吹替は顔が出てないからわりと観られるという」

――今回はジェームズとヘンリー、エドの友情ドラマも見どころでした。

ハリウッドの映画監督・マックスに気に入られるミニオンズ [c] Universal Studios. All Rights Reserved.
ハリウッドの映画監督・マックスに気に入られるミニオンズ [c] Universal Studios. All Rights Reserved.

千葉「ジェームズは、ヘンリーみたいな人と出会えてよかったと思いましたね。エドみたいな人が近くにいてくれたことも大きかったし、マックスさんとの出会いもそう。ジェームズは周りにすごく恵まれてるなと思いました」

鈴木「ベートーヴェンとか才能ある偉人って、こうやって名前を残してきたんだなって感じました。私は3人のなかでエドがいちばん好きなんです。すごくいい人だし、誰にでも分け隔てないから、何をやっても結構泣けました」

「この映画を観て、映画作りに興味を持つ子がいるかも」(千葉)

――映画のなかで、特に好きなシーンはどこでしたか?

ミニオンズたちがモンスターを召喚! [c] Universal Studios. All Rights Reserved.
ミニオンズたちがモンスターを召喚! [c] Universal Studios. All Rights Reserved.

千葉「昔から“モンスター召喚もの”が大好きなので、やっぱりミニオンズが魔法使いのボスに仕えるシーンですね。絶対に魔導書に触るなと魔法使いに言われたけど、結局モンスターを召喚しちゃうところは最高でした(笑)。実はモンスターを召喚する役を演じるのが夢なんですよね」

鈴木「好きなシーンはたくさんあるんですけど、1番はミニオンズがUFOに乗るシーンですね。狭い1人乗りなのに皆で乗り込んで、まじめに戦ってるミニオンもいれば、バカンスしちゃっているミニオンがいたり、操縦の仕方を間違えているミニオンもいて。三者三様のハチャメチャな姿に、こんなパターンあるんだ!みたいに感動しました。ピンポイントでストーリーと全く関係ないのですが、すごくおもしろかったですね」

千葉「あとこの映画は、どこからどこまでが事実で、ジェームズの映画のなかの出来事なのか、グラデーションになってるところもおもしろいですよね。不思議な没入感があるし、純粋に映画を作ることの素晴らしさも伝わってきます。観終わった時に、僕も映画やりたいなって思いました」

将来映画作りに携わりたいキッズに観てほしい!と太鼓判を押す鈴木 撮影/島村幸志
将来映画作りに携わりたいキッズに観てほしい!と太鼓判を押す鈴木 撮影/島村幸志

鈴木「めっちゃわかります!映画の裏側が見られるのも楽しいですよね。私たちはいつも普通に見ているけど、ちゃんとスタジオでカメラマンさんや照明さんなど、たくさんの人がいるのも描いていますよね。リアルでしたし、将来映画を作りたいと思っているキッズはすごく楽しめると思う」

千葉「この映画を観て、興味を持つ子もいるかもね」

「ミニオンズを観るたびに、冒険心をずっと忘れずにいたいなと思う」(鈴木)

本作の主人公となるジェームズとヘンリー、エド [c] Universal Studios. All Rights Reserved.
本作の主人公となるジェームズとヘンリー、エド [c] Universal Studios. All Rights Reserved.

――ミニオンズは「怪盗グルー」シリーズ第一弾のデビューから16年、スピンオフの「ミニオンズ」シリーズ併せて計7本の大ヒットシリーズですが、人気の秘訣はなんだと思いますか?

千葉「やっぱりミニオンズがこれだけたくさんいるのに、1人1人ちゃんと個性があるところが魅力ですよね。あの黄色とオーバーオール、ずるくないですか?これ着たら絶対ミニオンになっちゃうという、見た目のキャッチーさもいいなと思います」

鈴木「私はミニオン語だと思います。主役であるミニオンズが、特定の言語ではなく誰も知らない言葉でわちゃわちゃしているところは大人が観ても楽しいし、子どもは真似したくなっちゃいますよね」

千葉「だから言語を超えて楽しめるんでしょうね」

鈴木「ミニオンズは、忘れていた童心を思い出させるようなことを次から次にするので、大人はすごい勇気をもらえるんですね。観るたびに、冒険心をずっと忘れずにいたいなって思います」

「なんでも楽しんで、とにかくやってみる」(千葉)

――お2人は普段、お仕事をするうえで心がけていることはありますか?

千葉の仕事におけるポリシーは「とにかくやってみる」 撮影/島村幸志
千葉の仕事におけるポリシーは「とにかくやってみる」 撮影/島村幸志

千葉「なんでも楽しんで一生懸命やるとか…。デビュー作が戦隊ヒーロー『天装戦隊ゴセイジャー』なんですけど、そのキャラクターの口癖が『とにかくやってみる』だったので、『とにかくやってみる』にします(笑)」

鈴木「小学生の時に将来の夢を書くことになって、お母さんと一緒に考えて『人に勇気や希望を与えられる歌手になる』と書いたんです。コロナのころに『愛理ちゃんが笑顔でいてくれるので、今日も1日頑張っていけます』というコメントをもらった時、子どものころに描いていた将来の夢と合致したんですね。だから、人が喜ぶ顔をしてくれるような活動をすること。それをポリシーにやっています」

――最後に、これから映画を観る人たちに向けてメッセージをお願いします。

ミニオンズは、最強最悪のボスを探して旅を続ける [c] Universal Studios. All Rights Reserved.
ミニオンズは、最強最悪のボスを探して旅を続ける [c] Universal Studios. All Rights Reserved.

千葉「毎日をただなんとなく過ごしちゃっている方、少し後ろ向きになってる方にもすごく刺激になる映画です。子どもが楽しめるのはもちろんですが、大人の人にもぜひ観ていただきたい夏の激推し作品ですね」

鈴木「ミニオンズはどの季節に見ても元気をもらえますが、ワクワクした気持ちになれるので、夏にぴったりだと思います。暑さも吹き飛ぶぐらいパワーがあるし、ハチャメチャで爽快感もあって、ちょっとグッとくるドラマもあるので、すべての方々に観てほしいですね。ぜひ映画館でワクワクしたひと時を過ごしてほしいです」

『ミニオンズ&モンスターズ』は公開中! [c] Universal Studios. All Rights Reserved.
『ミニオンズ&モンスターズ』は公開中! [c] Universal Studios. All Rights Reserved.

取材・文/神武団四郎

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