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ミュージカル『本好きの下剋上』再び! “Wマイン”池村碧彩&西山瑞桜、フェルディナンド役中山優貴が意気込み語る

  • 2026.8.20
(左から)中山優貴、池村碧彩、西山瑞桜 width=
(左から)中山優貴、池村碧彩、西山瑞桜

ミュージカル『本好きの下剋上』が再び幕を開ける。本のない世界で、自ら本を作ろうと奮闘する少女・マインの物語だ。今回マインを演じるのは、初演に続き2度目となる池村碧彩と、初挑戦の西山瑞桜。そして神官長フェルディナンド役で中山優貴が初参加する。「あおちゃん」「みおちゃん」と呼び合う2人のマインと、その2人にすっかり魅了されたという中山。和やかな稽古場の空気そのままに、3人に話を聞いた。

【写真】原作から飛び出してきたみたい! 池村碧彩、西山瑞桜、中山優貴のキャラショット

■西山瑞桜、初のマイン役「信じられないくらいうれしかった!」

――西山さんは今回初めてのマイン役に決まって、どうでしたか。

西山:もう、信じられないくらいうれしかったです! 決まったよってママから聞いて、頭が真っ白でした。でも、決まったからには頑張ろうって思いました。

――池村さんは、初演に続いて2度目のマイン役です。お話をもらったときはどうでしたか。

池村:前も本当にお稽古からずっと楽しかったので、「またあんな楽しいところに戻れるんだ!」ってすごくワクワクして。ママにずっと「早く稽古に行きたいな」って言っていました。

――稽古が始まってみて、毎日どうですか。

池村:中山さんもみおちゃん(西山)も、みんなすごく優しくて、楽しいです。

西山:本当にみんな優しいです。この前も、ルッツ役の見崎(歩誠・「崎」は「たつさき」が正式表記)くんがゼリー飲料の蓋を開けられなくて、私に「開けて」ってお願いしてきたんです。周りに他の子もいるのに、なんで(最年少の)私なのかな? と思って。でもやってみたら、すぐに開けられて、それがすっごく面白かったです!

池村:私も弱くて、ペットボトルの蓋とか開けられなくて、みおちゃんに全部任せてます(笑)。

西山:そんなに任せないでよ~(笑)。

中山:(ニコニコ)

――中山さんは今回、初出演となります。出演が決まったときの心境はいかがでしたか。

中山:純粋にうれしかったですね。フェルディナンド自体がとても素敵な役ですし。あと、子どもたちと共演することがあまりなかったので、そこもすごく楽しみでした。

池村:稽古の最初のときに、中山さんはすごく身長が高いので、「(見上げて)首が痛くならないように気を付けてね」って言ってくれて。すごく優しかったです。

中山:こんなことまで言ってくれるんですよ。僕の方がいつも彼女たちの存在に救われています。

■2人のマインは「女優さん」「学ぶことがたくさん」(中山)

――2人のマインに対して、中山さんはそれぞれどんな印象を抱いていますか。

中山:2人とも子どもらしさもありつつ、いい意味で子どもじゃないというか。女優さんです。こんなに大人とお芝居しているのと変わらないんだ、と。この子たちにしかできない表情や表現の仕方もたくさんあるので、初心を思い出させられるのと同時に、学ぶことがたくさんあります。

その上で、あおちゃん(池村)はすごく感受性が豊か。僕もすごく引っ張られますし、お芝居で影響を受けています。それに、あおちゃんはしっかり者で、多分みんなのセリフも覚えているし、段取りももう頭の中に入っているので、頼りになります。

みおちゃんは、お芝居するときの表情とか息づかいとかが、もうマインちゃんそのもので、やっていて楽しいです。とくに楽曲の終わりにバンっとポーズを決めるところとか、もうかわいすぎて、素の中山がでてきそうになっています(苦笑)。

――2人は、マインのどんなところが好きですか。

池村:マインちゃんの情熱がすごいなって。「私もこういう強い女の子になりたいな」って、尊敬というか、応援したくなるようなところが好きです。

西山:マインの本に対する情熱がとっても強くて、最初びっくりしました。

池村:マインはたまにお茶目なところもあるけど、そこはみおちゃんに似ているかなって。

西山:無意識に、ぽかーんって表情になっちゃうんです(笑)。あおちゃんに「眠い?」って聞かれたこともあって。

池村:「あんまり寝れてないのかな」って心配で、「ちゃんと眠れてる?」って聞いたら、「めっちゃ寝れてるよ」って言っていました(笑)。

――西山さんから見て、池村さんとマイン、似ているところはありますか。

西山:マインが心の中で、「ノー」って言ったりするときの感じは、あおちゃんにめっちゃ似ているなって思います。

池村:初演のときは、「ノー」って言うのが恥ずかしかったんですけど、どんどん慣れてきて。それから、「マインちゃんと同じ感じにしてみようかな」って、普段も影響を受けました。そもそも初演のときは「ノー」っていうセリフがなかったんですけど、自分で付け足して。それが今回でも採用されていました。

――お2人はチームA・チームBに分かれています。それぞれのチームの雰囲気はどうですか。

池村:チームAはすっごい個性が強くて。みんな面白くて楽しいです。とくにルッツ役のミッサー(見崎)がお茶目で、それがチームAの空気を作っている感じです。

西山:チームBは、みんな、表情とかセリフの言い方とかも豊かで。セリフを覚えて「言ってます」って感じじゃなくて、とても自然で、みんな役として生きている感じがします。

――中山さんは両チームに入られています。それぞれの特色をどう感じていますか。

中山:あおちゃんのAチームは、マインちゃんが引っ張っていってます。

池村:初演でやったことも覚えているので、私がしっかりしなきゃなって。

西山:本当にあおちゃんの記憶力がすごくて、「これ、こうだったでしょ?」って教えてます。

中山:そうなんです。あおちゃんがすごく引っ張っていて、あおちゃんの魅力がマインを通してすごく出ているのかな、という印象が強いですね。Bチームは、みおちゃんを中心にみんなで進んでいる感じ。お互いを支え合いながら進んでいっている印象です。

――中山さんはどういったことを軸にフェルディナンドの役作りをしていますか。

中山:あまり感情を表に出さないキャラクターなので、基本的に淡々と喋って、物事に動じないことが多いんですが、マインちゃんと出会ってから徐々に変わっていく。そこの違いを見せられたらなと思っています。フェルディナンドがマインちゃんの成長をこれからも見ていきたいと思っているだろうな、というのが皆さんにも伝わったらいいなと思っています。

■マインの成長物語 演じる2人は「水が飲めるタイミングが2回しか…」

――本番で注目してほしいところを教えてください。

西山:マインが何度失敗しても諦めずに立ち直って、本を頑張って作っているところを、お客さんに観てほしいなって思います。

池村:初演を観てくださった方には、私の成長したところを観てほしいです。あと、全員で歌うナンバーでの迫力がすごいので、そこを味わってみてほしいです!

中山:今回は全部で51曲あって、そのうち30曲以上をマインちゃんが歌っています。本当に2人は出ずっぱりで、約3時間近くある公演なんですけど、ずっと出ているんですよ。

池村:水が飲めるタイミングが(本番中)2回しかなくて。

中山:それくらいずっとマインが舞台上にいるので、自分をマインちゃんだと思って観ても面白いでしょうし、俯瞰(ふかん)でも楽しめると思います。本作はやっぱりマインちゃんの成長物語がメインなので、そこをぜひ観ていただきたいなと思います。

池村:あ! もう1個ありました! 舞台は約3時間なんですが、物語の中では2年間くらいの物語をやっているので、そこも注目してほしいです。

――2人がマインの世界にいったら、何を作りたいですか?

西山:時計かな。(作中の世界は)「1の鐘」「2の鐘」とかで、時間が分かりにくくて。時計を作れたら、みんなにとっても便利だし、きっと売れると思うのでベンノさんに見せにいきたいです(笑)。

池村:私はスクイーズを作りたいです。スクイーズが好きなので、マインちゃんの世界で作って売って、みんなのストレス解消になればなと。本当はスマホがあったら何でもできるから、すごく便利なんですけどね(笑)。

――最後に、公演を楽しみにしている読者へのメッセージをお願いします。

池村:みんなで協力して頑張って、ミュージカル『本好きの下剋上』を作っています。マインちゃんが本へ情熱を燃やす姿や、家族の愛とか絆に注目して観てほしいです。ぜひ応援してください! ばいばーい!

西山:みんなで素敵なエーレンフェスト(※作中に登場する主人公たちが暮らす街の名前)を作るので、観にきてください。マインが一生懸命、いろんな人と本を作るので、応援お願いします!

中山:マインちゃんが中心となって物語は進んでいきますけど、各々がこの世界に生きて、この世界観を作り上げているので、何度観ても楽しいだろうなと思います。ぜひ何回でも劇場に足を運んでいただけたら。あとは本当に、マインちゃんを観てください! とてもかわいいですし、それでいてマインちゃんに感情を動かされる瞬間がたくさんあります。マインちゃんを中心に、この世界観をしっかり観ていただけたらなと思います。

(取材・文:双海しお)

ミュージカル『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~2026』は、8月22日~8月30日に東京・品川プリンスホテル ステラボール、9月19日~9月20日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演。

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