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誰にでも塩対応の男性が見せる溺愛ぶりがたまらない! 「ゼロかヒャクか」の彼と八方美人女性によるオフィスラブの行方は?【書評】

  • 2026.8.18

【漫画】本編を読む

職場では誰にでもクールな対応なのに、好きな人にはド直球に感情を表す。そんなギャップにトキメキを覚える人は多いだろう。『ゼロかヒャクかの五十嵐くん』(杏堂まい/KADOKAWA)は、相手への感情が「ゼロ」か「ヒャク」の男性と、周りに気を遣いすぎる八方美人の女性が織りなすオフィスラブストーリーだ。

スポーツ系アパレルメーカーで働く花森は、空気を読みすぎるあまり、自分の気持ちを後回しにしてしまう性格。一方、同期男性の五十嵐は、周囲から「絶対零度」と呼ばれるほど誰に対しても塩対応。しかしある日を境に、そんな彼が花森に対してのみ100%の好意を隠さなくなる。エレベーターでは距離を詰めたり、飲み会でテーブルの下でそっと手に触れたりするなど、あまりにもまっすぐな愛情表現に花森は振り回されっぱなし。普段の彼からは想像もつかない甘すぎる一面に、思わず頬がゆるんでしまうだろう。

完結巻となる第2巻では、はれて恋人同士になったふたりが、社内には内緒の交際をスタートさせる。だが秘密を守ろうとしているはずなのに、彼氏になった五十嵐の甘さはさらにパワーアップ。オフィスでの何気ないやり取りから、仕事終わりのデート、初めてのお泊まりまで、恋人になってからのまた新しい表情を楽しむことができる。

そんな恋の進展はもちろん、言いたいことが言えず、誰かに合わせることが当たり前だった花森が、自分の気持ちを大切にしながら前へ進んでいく姿も本作の見どころだ。五十嵐のまっすぐな愛情が、花森の「本音」を少しずつ引き出していく過程が、ふたりの恋を特別なものにしている。

「ゼロかヒャクか」という極端な性格から生まれるギャップと、見ているこちらまで照れてしまうほど甘い恋模様。付き合ったあとも勢いが落ちるどころか、幸福感が増していくふたりの恋を、最後まで見届けてほしい。

文=ゆくり

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