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岡田将生がロエベのアンバサダーに。決め手は「ひとつのカテゴリーに収まらない」姿勢だった

  • 2026.8.18

スペイン発のラグジュアリーブランド、ロエベが岡田将生をブランド アンバサダーに迎えると発表。2023年のキャンペーン起用から3年、関係を積み上げた末の就任となった。(フロントロウ編集部)

3年かけて距離を縮めた末の就任

ロエベが8月17日、俳優の岡田将生をブランド アンバサダーとして迎えると発表した。ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスがクリエイティブ ディレクションを担う体制になってからの、最新のアンバサダーとなる。

突然の抜擢ではない。岡田は2023年に初めてロエベのキャンペーンに登場し、その後もイベントへの参加や、コレクションをまとったエディトリアルの撮影を重ねてきた。そして今年3月には、ジャックとラザロによる2度目のショーに来場している。ヴァンセンヌ城で開かれたこのショーは、二人が手がける初のメンズウェアがお披露目された場でもあった。

その日の衝撃を、岡田自身がこう振り返っている。「今年の3月にパリでショーを拝見した際、ジャックとラザロがロエベの『意外性』や『遊び心』を見事に表現していることに、ただただ圧倒されました」。

ブランド側が見ていたのは、服よりも「向き合い方」だった

興味深いのは、ジャックとラザロが岡田を選んだ理由の説明だ。二人は「将生はキャリアを通じて、ひとつのカテゴリーに収まることなく常に挑戦し続けてきました」としたうえで、「その姿勢は、ロエベのピースをどのように身にまとうかなど、彼の物事への向き合い方全般に自然と表れています」と語っている。

服の着こなしと仕事の選び方を地続きのものとして見ている、というわけだ。実際、岡田のキャリアはジャンルを横断してきた。1989年に東京で生まれ、2006年に俳優デビュー。繊細な役柄からコメディ、緊張感のある作品まで幅広く演じ、2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』での演技は国際的な評価を得た。同作は第74回カンヌ国際映画祭で日本映画として初めて脚本賞を受賞し、第94回米アカデミー賞では国際長編映画賞を受賞。作品賞を含む4部門にノミネートされている。

その後も『ラストマイル』(2024)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『虎に翼』やAmazon Prime Videoで世界配信中の『1122 いいふうふ』に出演。現在は自身初の韓国作品となるDisney+『殺し屋たちの店』シーズン2に出ており、2027年1月には東京芸術劇場で主演舞台『移民』が控える。

岡田本人も、その重なりを自覚しているようだ。「あまり型にとらわれず、幅広い役を演じてみたいと常々思っていますが、新たな可能性を切り開くジャックとラザロのビジョンにも、同じ精神性を感じます」とコメントしている。

1846年創業、いまは「知的で遊び心のある」路線へ

ロエベによると、同ブランドは1846年にスペインで創立された、世界で2番目に歴史あるラグジュアリーファッションブランド。2025年からジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスがクリエイティブ ディレクションを担い、知的で遊び心あふれるファッションと、大胆でいきいきとしたスペインのライフスタイル、そしてレザーにおける卓越した専門性という3つを軸に、新たな章を進めている。

このチャプターに入ってからのアンバサダー起用は続いており、7月には『エイリアン:ロムルス』のデヴィッド・ジョンソンも同じくブランド アンバサダーに就任していた。俳優としての振れ幅を評価軸に据える人選という点で、岡田の起用は一貫している。

なお岡田は、アンバサダー就任について「プライベートでも愛用しているブランド」と明かしたうえで、クラフトマンシップを体現し未来へ繋いでいく姿勢に共感したと語っている。就任後にどんなビジュアルが出てくるのか、続報を待ちたい。

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