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『キングダム ハーツ』初のアニメ化。野村哲也も参加、ストーリーは完全新作

  • 2026.8.17

ディズニーとスクウェア・エニックスが生んだゲームシリーズ「キングダム ハーツ」が、初のオリジナルアニメーションシリーズになる。D23で発表された本作は、ゲームの映像化ではなく、このシリーズのために書き下ろされた新しい物語だという。(フロントロウ編集部)

D23の会場で明かされた、シリーズ「初」の映像化

ウォルト・ディズニー・ジャパンによると、発表の舞台となったのは現地時間8月14日からカリフォルニア州アナハイムで開催中のディズニーファンイベント「D23: アルティメット・ディズニーファン・イベント2026」。ここで、世界的ヒットゲーム「キングダム ハーツ」初のオリジナルアニメーションシリーズ『キングダム ハーツ(仮題)』の制作が明らかにされた。放送はディズニー・チャンネル、配信はディズニープラスが予定されている。

手がけるのは、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のDisney Kids & Familyとスクウェア・エニックスの共同制作。つまり、原作を持つ側が外部に映像化権を渡すのではなく、両社が並んで作るかたちだ。

アニメシリーズ『キングダム ハーツ(仮題)』のキービジュアル
(c) 2026 Disney and its related entities

同時に解禁されたビジュアルには、キーブレードを手にした謎の少年の後ろ姿が描かれている。ゲームのルックそのままではなく、日本のアニメーションを思わせるタッチだ。「Coming Soon」の文字の下に、ディズニー・チャンネルとディズニープラスのロゴが並ぶ。

ゲームの焼き直しではなく、この作品のための物語

ファンがまず気にするのは「どの作品をアニメにするのか」だろう。答えは、どれでもない。今作のためだけに再構築された“完全新作ストーリー”が展開されると発表されている。

しかも、シリーズの生みの親であるディレクターの野村哲也をはじめ、スクウェア・エニックスのクリエイティブチームが参加する。原作側が監修に名前を貸すのではなく、制作の内側に入るということだ。

Disney Kids & Familyのプレジデントを務めるアヨ・デイビスは、「『キングダム ハーツ』は、冒険と想像力が融合した唯一無二の世界観で、世界中のゲーマーを魅了してきました」と切り出したうえで、こう続けている。「野村哲也氏と緊密に連携するクリエイティブチームによって制作される本シリーズは、紛れもなく『キングダム ハーツ』でありながら、ファンの皆さんに愛する世界をまったく新しい方法で体験していただける作品になるでしょう。」

24年、13作品、3,900万本を積み上げてきたシリーズ

「キングダム ハーツ」は、選ばれし者だけが持てる武器“キーブレード”を手にした少年ソラが、ディズニーやピクサーのさまざまなワールドを巡りながら、仲間との絆を胸に世界を脅かす闇へ立ち向かっていく物語だ。ミッキーマウスやドナルドダックと、スクウェア・エニックスのキャラクターが同じ画面に並ぶ——という当時としては無茶な組み合わせが、そのまま20年以上続くシリーズになった。

第1作の発売は2002年3月。以来これまでに13作品、ファイナルミックス版を含めれば20作品が発表され、全世界での出荷・販売本数は累計3,900万本以上(2026年3月末時点)に達している。光と闇、そして心という普遍的なテーマを軸に、多くの謎を残したまま物語を伸ばしてきたことが、長寿の理由でもある。

じつは、このシリーズの映像化が取り沙汰されたのは今回が初めてではない。2020年にはTVシリーズ化のウワサが流れたこともあった。あれから6年、今度は正式な発表として、しかも原作の生みの親を巻き込むかたちで動き出したことになる。続報を待ちたい。

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