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「もうすぐうちの子の番なんです」注意されても撮影をやめない父親。だが、先生が再度注意した結果

  • 2026.8.17

競技が始まるたび、最前列へ出ていく父親

去年の秋、友人に誘われ、その子どもが通う小学校の運動会を見に行ったときのことです。

校庭には朝から多くの家族が集まり、観覧席にはレジャーシートがずらりと並んでいました。

友人も早朝から場所を取ったそうで、「ここならよく見えるよ」と嬉しそうに話していました。

トラックの周囲にはロープが張られ、その内側には入らないよう、開会式の前にも先生から案内がありました。

ところが競技が始まると、前方に座っていた40代くらいの父親が立ち上がりました。

大きなカメラを手に、ロープのすぐそばまで進んでいきます。

どうやら、自分の子どもを少しでも近くから撮りたいようでした。

気持ちは分からなくもありません。しかし父親は周囲の視界を遮るほど前へ出ていました。

係の先生が近づき、穏やかに声をかけます。

「申し訳ありません。観覧場所までお下がりください」

父親はカメラを構えたまま答えました。

「もうすぐうちの子の番なんです」

先生に促され、そのときはいったん数歩下がりました。

注意されても、また同じ場所へ

ところが次の競技が始まると、父親は再び前へ出ていきました。

今度はゴール付近です。走ってくる子どもたちにカメラを向けながら、少しずつロープ際へ近づいていきます。

別の先生が声をかけました。

「危ないので、そこから下がってください」

すると父親は不満そうに振り返りました。

「ここじゃないと写真が撮れないんですよ」

周囲の保護者も困ったように顔を見合わせています。

先生に再び促されて父親は戻りましたが、しばらくするとまた前方へ移動していました。

先生がはっきり伝えた一言

今度は先生が一人ではなく、運営を担当していた先生と一緒に父親のもとへ向かいました。

そして、これまでより少しはっきりした口調で伝えました。

「お気持ちは分かります。ただ、ここは子どもたちが走る場所です。安全のため、これ以上前には出ないでください」

さらに、撮影する場合も観覧席か指定された場所からお願いしていることを説明しました。

父親はしばらく黙っていましたが、周囲を見回したあと、「分かりました」と答え、自分の席へ戻っていきました。

その後は前へ出ることなく、席からカメラを構えていました。

我が子の頑張る姿を少しでも近くで残したいと思う気持ちは、多くの親にあるのだと思います。

けれど運動会の主役は、写真を撮る大人ではなく、そこで走ったり演技をしたりする子どもたちです。

みんなが安心して楽しめる一日にするためにも、決められた場所を守ることは大切なのだと感じた出来事でした。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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