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冷凍庫は「ぎっしり」の方が節電になる?意外と知らない、冷蔵室とは逆の正しい詰め方

  • 2026.8.14
冷凍庫は「ぎっしり」の方が節電になる?意外と知らない、冷蔵室とは逆の正しい詰め方

冷凍食品や作り置きを入れているうちに、冷凍庫がいっぱいになってしまうことがあります。

「詰め込みすぎると電気代が上がりそう」と思い、あえて空間を空けている人もいるかもしれません。

しかし冷凍室では、すでに凍っている食品をある程度しっかり収納した方が、冷気を保ちやすくなる場合があります。

一方で、「物を詰めれば詰めるほど節電になる」というわけではありません。

冷凍室を効率よく使うために、食品の量や収納方法について確認しましょう。

冷凍庫は物を詰めた方が節電になる?

結論からいうと、すでにしっかり凍っている食品であれば、冷凍室の隙間を少なくして収納することで、省エネにつながる場合があります。

パナソニックは、しっかり凍っている冷凍食品や食材について、互いに冷やし合うため、隙間なく詰めた方が省エネになると案内しています。

日立も、冷凍室では隙間を少なくしてなるべく多く収納すると、冷気を保ちやすく、消費電力を抑えられるとしています。

冷蔵室では食品同士の間に適度な隙間をつくることが基本ですが、冷凍室では考え方が異なるということです。

なぜ冷凍食品を詰めると冷気を保ちやすい?

冷凍室のドアを開けると、庫内の冷たい空気が外へ出て、代わりに室内の暖かい空気が入り込みます。

その際、庫内にすでに凍った食品が多く入っていれば、それぞれの食品が冷たさを保っているため、庫内温度が上がりにくくなります。

冷凍食品や冷凍したご飯、肉や魚などを整理して収納しておくことは、庫内の冷たさを保つうえでも役立ちます。

「詰めれば詰めるほどいい」わけではない

ただし、冷凍室なら限界まで食品を押し込んでよいという意味ではありません。

食品が引き出しやケースの高さを越えると、ドアが完全に閉まらなくなることがあります。

食品の袋などが挟まり、ドアにわずかな隙間ができたままになると、外気が入り込み、庫内温度が上がったり、霜が付きやすくなったりする原因になります。

結果として、庫内を冷やすための余分な運転につながる可能性もあります。

冷凍室のケースに「食品はここまで」などの表示がある場合は、その位置を越えないように収納してください。

収納できる量や注意点は機種によって異なるため、使用している冷蔵庫の取扱説明書も確認しましょう。

空いているからと食品を追加する必要はない

「空間をなくせば節電になるなら、何か入れておこう」と考える人もいるかもしれません。

しかし、節電のためだけに常温の食品を冷凍室へ追加する必要はありません。

新しく入れた食品を凍らせるためにも電力が使われるためです。

ポイントは、すでに凍っている食品を収納上限の範囲内で整理し、隙間を少なくして入れておくことです。

節電のために冷凍する食品をわざわざ増やすのではなく、普段保存している食品を効率よく収納することを意識しましょう。

熱い食品をそのまま入れるのも注意

作り置きした料理などを冷凍する場合、熱い状態のまま冷凍室へ入れると、庫内温度が上がり、余分な冷却運転につながることがあります。

通常は、食品に合った方法で粗熱を取ってから保存しましょう。

ただし、冷蔵庫の中には、温かい食品を急速に冷凍できる機能を備えた製品もあります。

対応する温度や使用方法は機種によって異なるため、急速冷凍機能を使用する場合は取扱説明書を確認してください。

冷蔵室では反対に詰め込みすぎない

注意したいのが、冷蔵室と冷凍室では適した収納方法が異なることです。

冷蔵室では、食品を詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなり、庫内全体が冷えにくくなることがあります。

そのため、冷蔵室では食品同士の間に適度な隙間をつくり、冷気が循環しやすい状態にしておくことが大切です。

「冷蔵庫は詰め込みすぎない」という省エネの考え方を、そのまま冷凍室にも当てはめないようにしましょう。

立てて収納すると探す時間も短くなる

冷凍室の使い方では、食品の量だけでなく収納方法もポイントです。

冷凍食品や保存袋を何段にも重ねてしまうと、必要なものを探すために時間がかかります。

保存袋などを立てて並べ、どこに何があるのか分かるようにしておくと、必要な食品を取り出しやすくなります。

ドアを開けている時間を短くできれば、暖かい空気が庫内へ入り込むのを抑えることにもつながります。

よく使う食品を取り出しやすい場所へまとめるなど、収納方法も工夫してみましょう。

まとめ

冷凍室では、すでにしっかり凍っている食品を収納上限の範囲内で隙間を少なく入れることで、冷気を保ちやすくなり、省エネにつながる場合があります。

冷蔵室とは異なり、冷凍室ではある程度しっかり収納した方が効率的です。

ただし、「詰めれば詰めるほど節電になる」というわけではありません。

食品がケースからはみ出したり、ドアが閉まりにくくなったりするほど詰め込むのは避けましょう。

また、節電のためだけに食品を増やす必要もありません。

食品を立てて整理するなど、必要なものを短時間で取り出せる状態にしておくことも大切です。

冷蔵室と冷凍室の違いを知り、それぞれに合った収納方法で使用しましょう。

※掲載情報は執筆時点のものです。冷却方式や収納できる量、急速冷凍機能の使用方法などは製品によって異なるため、必ず使用している冷蔵庫の取扱説明書とメーカーの最新情報をご確認ください。

参考:パナソニック「冷凍室はぎっしり詰める」

参考:日立「冷蔵庫の消費電力をおさえて省エネになる使いかたを知りたいです。」

参考:東芝ライフスタイル「家電製品の上手な節電方法について」

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