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「泣くなら帰るよ。もう遊ばないからね」公園で転んで泣く子に母親がかけた言葉。見ていた私が感じた本音とは

  • 2026.8.8
「泣くなら帰るよ。もう遊ばないからね」公園で転んで泣く子に母親がかけた言葉。見ていた私が感じた本音とは

滑り台の下で、泣き出した子ども

休日の午後、近所の公園でベンチに座って休んでいた時のことです。

少し離れた滑り台のあたりで、小さな子どもが着地の拍子にバランスを崩し、その場に座り込んでしまいました。

驚いたのか、膝が痛かったのか、すぐに泣き声が上がりました。

出血しているようには見えませんでしたが、小さな子どもならよくある転び方です。私も最初は、そばにいる親がすぐに声をかけるのだろうと思っていました。

ところが、近くにいた母親らしき女性は、子どもの前まで来ると、しゃがむこともなく立ったまま言いました。

「泣くなら帰るよ。もう遊ばないからね」

その言い方が思いのほか強く、私は思わず顔を上げました。子どもは泣きながら母親を見上げ、立ち上がろうとしてはまたしゃくり上げています。

母親はさらに、少し疲れたような声で言いました。

「それくらいでいつまでも泣かないの。早く立って」

まわりも気づいていた、気まずい空気

そのやり取りに気づいたのは、私だけではなかったようです。

砂場の近くにいた親子や、遊具のそばにいた人たちも、何となくそちらを見ていました。にぎやかだった公園の空気が、その時だけ少し静まった気がしました。

子どもは涙声のまま、「まだ遊びたい」と訴えるように母親に手を伸ばしていました。

でも母親はすぐには手を貸さず、泣き止むのを待っているように見えました。

見ているこちらとしては、もう少し優しく声をかけてあげてもいいのに、と感じました。

転んで泣いた時くらい、先に「大丈夫?」と言ってほしい。そんな気持ちが胸に浮かびました。

ただ同時に、他人の私には分からない事情もあるのだろうとも思いました。

子育ての大変さは、外から見ただけでは測れません。何度も同じことが続いていて、母親も余裕をなくしていたのかもしれません。

結局、何も言えなかった

しばらくして、子どもは泣きながら立ち上がりました。しかし母親は「今日はもう帰るよ」と言って、そのまま手を引いて公園を出ていきました。

子どもはぐずりながらも、引かれるようについていきます。

私は最後まで、その場から動けませんでした。

声をかけるべきだったのか、それとも見守るしかなかったのか、今でもよく分かりません。

親にもいろいろな考え方があるのでしょうし、ほんの一場面だけを見て決めつけるのは違うのかもしれません。

それでも、転んで泣いている小さな子に向けられたあの強い口調だけは、なぜだかずっと心に残っています。

あの日の公園で感じた、あの何とも言えないざらつきは、今でもふと思い出すことがあります。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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