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「新幹線で帰ったら?」義母の身勝手な予定変更に振り回された私。だが、親戚の一言が救ってくれた瞬間

  • 2026.8.8
「新幹線で帰ったら?」義母の身勝手な予定変更に振り回された私。だが、親戚の一言が救ってくれた瞬間

出発時間は、何度も後ろへずれていった

夏の初め、三歳の息子を連れて、夫の親戚の家へ行くことになった。

行き先は車で片道六時間ほどかかる遠方で、私はその土地を訪ねるのは初めてだった。

もともとは、朝のうちに義母が車で迎えに来て、そのまま一緒に向かう予定だった。

私は前日から息子の着替えやおやつをまとめ、当日も朝早くから支度を整えて待っていた。

ところが、約束の時間を過ぎても義母は来なかった。

しばらくして、義母から夫に電話が入った。

「ちょっと用事ができたの。お昼を食べたら迎えに行くわね」

それなら仕方ないかと思い、私たちは家で待つことにした。

ところが、昼を過ぎても連絡はなく、夫が電話をかけると、今度は「もう少しかかる」と言うばかりだった。

そのたびに出発時間は後ろへずれ、息子もだんだん飽きてきた。

「まだ行かないの?」

そう聞かれるたびに、私は「もう少しだよ」と答えるしかなかった。

結局、義母が家の前に着いたのは、すっかり日が暮れたころだった。

「ごめんごめん、思ったより遅くなっちゃって」

義母は悪びれる様子もなく笑っていた。

ここからさらに長距離移動かと思うと気が重かったが、親戚の家ではすでに夕食の支度も進んでいると聞いていたため、そのまま出発することになった。

案の定、道中で息子は眠くなってぐずり、私も夫も気を張りっぱなしだった。

親戚の家に着いたころには、もう日付が変わっていた。

見かねた親戚のひと言

翌朝、寝不足のまま身支度をしていると、親戚のおばさんが私に声をかけてくれた。

「昨日、着くの遅かったでしょう。大変だったねえ」

やさしく言われただけで、張りつめていた気持ちが少しゆるんだ。

私は「出発がかなり遅くなってしまって…」とだけ答えたが、それで十分伝わったのだと思う。

おばさんは、近くで遊んでいる息子の様子を見ながら言った。

「帰りは新幹線にしたらどう?そのほうが子どもも楽だし、きっと喜ぶわよ」

そのひと言を聞いて、私は思わず夫の顔を見た。

夫もさすがに気まずそうにしていたが、おばさんはさらに穏やかな口調で義母に向き直った。

「行きは大変だったんだもの。帰りくらいは、あの子たちを楽に帰してあげたらいいじゃない」

義母は少し言い返しかけたものの、周囲の空気を察したのか、「そうねえ」と口ごもった。

その場で話はまとまり、帰りは私と息子だけでも新幹線で帰ることになった。

帰りの車内で、息子は窓の外を流れる景色を見て、うれしそうに声を上げていた。

「ママ、はやいね」

その無邪気な声を聞きながら、私はようやく肩の力を抜くことができた。

たったひと言だったけれど、あのときおばさんが言ってくれた言葉に、本当に救われたのだと思う。

帰り道の安心感は、行きの疲れをやわらかくほどいてくれるようだった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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