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「違う結果になっていたかも…」ジーコ氏、日本代表のW杯ブラジル戦で“悔やまれるところ”とは

  • 2026.8.4

2026年4月にブラジルで公開されて話題を呼んだジーコ氏のドキュメンタリー映画『ジーコ:キンチーノの侍』のプレミアム試写会が都内で行われた。

この日はゲストとしてジーコ氏も登場し、現役時代の思い出や作品にまつわるエピソード、さらには北中米W杯における日本代表の戦いぶりなど、ファンの前で赤裸々に本音を明かした。

常に戦い続けてきた輝かしいキャリアをまとめた作品に

画像1: (C)JUN.S
(C)JUN.S

本作はジーコ氏が、長年保管していたVTRなどをデジタル化し、1本の作品にまとめたもの。

1981年のトヨタカップの決勝で着用していたユニフォームや、1991年に日本の住友金属(現、鹿島アントラーズ)に移籍した際の困難や、実際にチームでプレーする姿など、日本にまつわるエピソードも描かれている。

上映後のトークショーでは、ジーコ氏とともに成長を遂げた日本サッカー界の現状や、先ほどのW杯での日本代表対ブラジル代表の一戦についての話題に及んだ。

――本作はジーコさんの選手生活が描かれていますが、なぜジーコさんは、世界を代表するトップ選手になれたのでしょう?

僕がここまで来られたのは、神が与えてくれた才能のおかげでもありますが、それを生かすために、「どうすればサッカーが上手くなるのか」と日々探求しながら、「常に良くなるように」、「自身をさらに輝かせるように」と、日々惜しまずに努力してきた。

自分の物心がついてから、人生の全てをサッカーに捧げてきたことが、今の僕を作ってくれてると思いますし、決して何か秘訣とかがあるわけではなく、常に自分自身と向き合って、自分自身と戦い続けてきたこと。

あとはサッカーはチームでプレーするものなので、「自分がチームの勝利のために何ができるのか」を常に考え続けた結果が、僕をここまで、押し上げてくれたんだろうなと思っています。

南米のチームと戦う時は、絶対にスペースを開けてはいけない

画像: (C)Getty Images
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画像2: (C)JUN.S
(C)JUN.S

――日本代表とブラジル代表の一戦を、ジーコさんはどのような心情でご覧になられていましたか?

僕は日本語を流暢に話せるわけではありませんが、本当に30年以上にわたって日本と関わりを持つ中で、僕の中には日本人の気持ちが生まれ、培われたものもある。誰に何を言われようとも、僕は本当に日本を愛してますし、日本という国でいろいろできたことに本当に誇りに思い、心から感謝しています。

日本とブラジルが対戦することが決まってから、僕はブラジルでたくさんのインタビューを受けましたが、自分が監督として日本代表を率いたドイツW杯(2006年)の時は、心の痛みは感じつつも、プロの監督として、「何としても日本代表になんとか勝利をもたらそう」とブラジル代表と戦いました。

今回のW杯は僕は、ブラジル人なので、一人のブラジル人としてブラジル代表を応援していました。

一人のサッカーファン、かつサポーターの立場としては、ブラジルと日本の一戦が皆さんにとって面白い試合になることを望んでいましたけど、後半に差し掛かってから、日本がブラジルに対してスペースを開けてしまって、最終的には(逆転を許し)残念な結果になってしまった。個人的には、「もう少し積極的な試合運びをしていれば、さらに競った試合ができたんじゃないか」と感じました。

――本当に惜しかったですよね。私たちとしても「(日本代表が)さらに上にある新たな世界を見たかったな」と思っています。

南米の国々と試合をする際は、「スペースを開けてはいけない」というのが一番の鉄則で。日本がもう少し攻撃的に試合を進めていれば、異なる結果が生まれたかもしれない。他の試合のように、「攻撃的な試合運びをしていれば……」と思いますし、特に後半は悔やまれるところがありました。

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――ジーコさんは日本サッカーの強化に多大な貢献をされましたが、人材を育てる際に一番大切にされていることは何ですか?

特に秘訣はありませんが、まずは人を思い、助け合うことは本当に大切にした方がいいと思います。僕もコーチとして、子供たちにサッカーを教えることがありますけど、その時に大事にしているのが、相手が「サッカー選手になりたい」とか「成長したい」という思いを持っているのかどうか。それがあるのなら、その思いに向き合い、引き出してあげること。特にサッカーで必要なのは、よく寝て、よく食べて、よくトレーニングし、それをしっかりと続けること。指導者としては、それらができるように信頼関係を築いていくことが大事なんじゃないかなと思っています。

取材:JUN.S

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