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プレミアリーグ「ゴール期待値」が高いチームTOP6!日本人選手も所属の「意外な伏兵」が首位に

  • 2026.10.5

2026-27シーズンのプレミアリーグも序盤戦が終わった。順位表を眺めれば、勝点を積んでいるクラブが好調に見えるが、結果が実際の内容をどこまで反映しているのか。それを測る指標として近年重視されているのが、xG(Expected Goals=ゴール期待値)である。

『Planet Football』はFotMobのデータをもとに、9月21日時点での各クラブのxGを集計。その上位6クラブを紹介する。

6位:アーセナル

xG:8.5(-0.5)

王者アーセナルは6位。数字だけ見れば意外だが、攻撃力が低いわけではない。

リーグでも突出して右サイドからの攻撃比率が高く、ブカヨ・サカを軸にマルティン・ウーデゴールと右サイドバックが連動。そのウーデゴールも、今季はエリア手前でのラストパス役にとどまらず、逆サイドからゴール前へ飛び込む。夏に加入したクリストス・ツォリスやブルーノ・ギマランエスも攻撃を加速させる選手の一人として躍動している。

無理にシュート数を増やそうとせず、ボールを保持して相手を動かし、十分なスペースができるまで攻撃をやり直すことも多く、主導権を握り続ける。同時点のxGA(被ゴール期待値)は4.0でリーグ最少、xGとの差+4.5は首位だった。攻撃単体では6位でも、攻守のバランスでは最も効率的なチームだといえる。

5位:サンダーランド

xG:9.8(-3.8)

最大のサプライズの一つといえるだろう。xG:9.8はマンチェスター・ユナイテッドやブレントフォードとほぼ同水準で、アーセナルやリヴァプールを上回っている。ただし実得点は、そこから3.8も下回っている。チャンスを作れていないのではなく、決め切れていないことが見て取れる。

ただ、その評価を変えられるチャンスがあった。それはマンチェスター・シティ戦で、敵地エティハドでブライアン・ブロビーがハットトリックを決めた。ル・フェーからのパスをアウトサイドで流し込む巧みな一撃もあり、5-3で敗れながらも相手の守備陣を最後まで苦しめた。

日本代表も苦しめられたオランダ代表のブロビーは、見た目で想像できるようなフィジカルだけの9番ではない。CBを背負って収める一方、ゴール前では一気にスペースへ入っていく。ロングスローやクロスを使ったセットプレーも脅威で、相手によって攻め方を変えられる。このxGと実得点の差は、フィニッシュ次第で得点が一気に伸びる余地があるとも言える。

4位:マンチェスター・ユナイテッド

xG:9.9(-1.9)

結果だけを見れば苦しいが、攻撃は意外なほど悪くない。マイケル・キャリック監督のチームはxG9.9でリーグ4位、xG-xGAも+3.1で同じく4位につけている。『Planet Football』も、結果より内容は良い可能性があると指摘する。

核はブルーノ・フェルナンデスだ。トップ下から背後へパスを通し、自らもボックスへ入る。イプスウィッチ戦ではハットトリックを決め、チームは5-2で勝利した。

また、周囲の駒も揃っている。マテウス・クーニャは降りて受けて自ら運べ、ブライアン・エンベウモは右から左足で仕留め、ベンヤミン・シェシュコという大型FWも控える。

課題は再現性である。ハル・シティ戦では保持しながら決定機を作れず0-2。攻撃が単発に終わった。作る力はあるが、毎試合同じようには出せていないチームだ。

3位:ブレントフォード

xG:9.9(+0.1)

スターの数では上位に敵わないが、リーグ屈指の効率を誇る。xG9.9はユナイテッドと同値で、実得点との差はわずか+0.1。チャンスの質と得点数がほぼ一致している。

支えるのはイゴール・チアゴ。ゴール前の強さに加え、CBと競り合ってボールを収められる。そこへ両サイドが走り込み、セカンドボールから攻撃を続ける。

一つの型に頼っていないのが今季の特徴だ。セットプレーは引き続き強力で、オープンプレーではチアゴへ素早く入れて周囲が走る。相手が前へ出てくれば背後を突く。奪ってすぐ縦へ進むため、シュートまでの時間も短い。

xGAは6.3で、xG差+3.6はアーセナルに次ぐ2位。資金力ではなくチームの仕組みで、ビッグクラブレベルの決定機を作り続けている。

2位:マンチェスター・シティ

xG:10.5(+2.5)

グアルディオラ時代が終わっても、攻撃力は落ちなかった。エンツォ・マレスカ新監督のもとxG10.5、実得点はそこからさらに2.5多い。作る力と決める力を同時に備えているチームだ。

軸はアーリング・ハーランドだ。記憶に新しいマンチェスター・ダービーでは長時間10人で戦いながら、後半に決勝点を奪った。

中盤の変化も大きい。チェルシーから加入したエンソ・フェルナンデスがボールを運び、テンポを作る。サンダーランド戦では直接フリーキックで加入後初得点を決め、5-3の撃ち合いを制した。

前線にはフィル・フォーデン、ラヤン・シェルキ、アントワーヌ・セメンヨと異なるタイプが並び、押し込んでも、速攻でも、相手の守備を突き崩すことができる。

1位:ブライトン

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

xG:11.5(+4.5)

シティでもアーセナルでもない。序盤戦の最高値はブライトンだった。xG11.5は2位のシティに1.0の差をつけ、実得点はさらに4.5上回る。大量に作り、高確率で決める。

ファビアン・ヒュルツェラー監督の武器は、激しいプレッシングだ。Opta Analystは今季のブライトンを「pressing machine」と表現している。奪った瞬間にゴールへ向かい、相手の守備が整う前に撃つ。ただし、単なるハイプレスではなく、球際、セカンドボール、デュエルで上回ることが出発点にある。

得点源の多さも際立つ。コヴェントリー戦の5-0では、コストゥラス、マリック・ヤルクイエ、グロス、ルイス・ダンク、ヤシン・アヤリと5人全員が異なった。ユナイテッドとのカラバオカップでは0-2から3-2へ逆転し、18本のシュートを浴びせた。しかも三笘薫が長期離脱しているなかでの数字である。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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