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『国民的美少女グループ』の"次世代エースたち"が打ち立てる…同時多発で切り開く“3つの新境地”

  • 2026.9.15
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【プロ野球ロッテ対楽天】乃木坂46の柴田柚菜と小川彩=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)(C)SANKEI

乃木坂46の小川彩、櫻坂46の山﨑天、藤吉夏鈴が、この秋それぞれ異なる形で映像作品に登場する。小川は10月15日より放送される『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)の続編に、前作に続いてふゆ子役で出演。山﨑は9月5日スタートした『デス(青春)ゲーム』(テレビ朝日系)でドラマ初主演を務め、藤吉は9月18日公開の映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』に参加。連続ドラマへの続投、ドラマ初主演、人気シリーズの最新作への参加と、それぞれ異なる形で映像作品へと活動の幅を広げている。

小川彩、『めおと日和』続編で再び“ふゆ子”に

小川にとって、昨年放送された『波うららかに、めおと日和』は地上波ドラマへと踏み出す大きな一歩となった。芳根京子演じる江端なつ美の妹で、関谷家の末っ子・ふゆ子を演じ、家族のにぎやかなやり取りの中で天真らんまんな姿を見せた。昭和11年を舞台にした作品ということもあり、乃木坂46として活動している普段の小川とは異なる衣装や髪型も印象的だったが、姉たちに囲まれた末っ子という役どころには、乃木坂46の5期生最年少として加入した小川自身と重なる部分もあった。

前作を経て、ふゆ子という役は小川のファン以外にも届いたようだ。続編決定に際して小川は、放送後にさまざまな年代の人から「ふゆちゃん!」と声をかけてもらったことを明かしている。アイドルとして名前を知られることとはまた違い、演じた役を通して視聴者に認識されたという経験は、小川にとっても大きかったのではないだろうか。

乃木坂46では、ライブでのパフォーマンスはもちろん、ドラムを披露するなど多彩な一面を見せてきた小川。2022年の加入時には14歳だった彼女も、グループで経験を重ねる中で徐々に活動の幅を広げている。『めおと日和』続編では舞台が昭和12年へと進み、小川自身も公式サイトの中で「ふゆ子の新たな一面を見せられるように」とコメントしている。一度演じた役に再び向き合う中で、ふゆ子の変化をどのように見せるのかにも注目したい。

山﨑天、ドラマ初主演で物語の中心へ

櫻坂46では、山﨑天が『デス(青春)ゲーム』でドラマ初主演を務める。山﨑が演じる落合あかねは、親友・桐生チアキの突然の死を受け入れられず、その真相を追っていく高校生。親友への思いに加えて、密かに思いを寄せる同級生への恋心にも揺れながら、物語の中心を担っていく。山﨑は2021年に『ショートショート劇場「こころのフフフ」』(WOWOW)にも出演しているが、ドラマで主演を務めるのは今回が初となる。

山﨑はこれまでも、櫻坂46の活動を通して映像の中で強い存在感を残してきたメンバーだ。4thシングル表題曲「五月雨よ」で初めてセンターを務め、その後も「何歳の頃に戻りたいのか?」などでセンターに立ってきた。櫻坂46のMVでは、ダイナミックなダンスに加えて、視線や表情によって楽曲の空気を変えていく姿も印象に残る。

グループ外でも『ViVi』専属モデルとして活動し、2026年4月には櫻坂46の副キャプテンに就任。今年8月にはKATEの限定コレクション「We are PINK CATS.」のイメージモデルにも起用された。さらに7月には映画『我々は宇宙人』への声優出演も発表されており、音楽、モデル、映像と活動するフィールドを広げている。

これまでステージやMVの数分間の中で強い印象を残してきた山﨑が、連続する物語の中で一人の人物の感情をどう積み重ねていくのか。ドラマ初主演は、山﨑の表現の幅をさらに広げる機会になりそうだ。

藤吉夏鈴、俳優としての経験を携えて『踊る大捜査線』へ

一方、3人の中で映像作品への出演を着実に重ねているのが藤吉夏鈴だ。2024年には『アオハライド Season2』(WOWOW)で成海唯、『作りたい女と食べたい女』シーズン2(NHK総合)で南雲世奈を演じたほか、同年公開の『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』では映画初出演にして初主演。文学少女から新聞部の新米記者となり、学校が抱える問題へと迫っていく所結衣を演じた。

特に『新米記者トロッ子』は、藤吉にとって俳優活動における一つの転機だった。映画初出演で主演という大役を担いながら、新聞部の仲間たちとのコミカルなやり取りから、学校側に立ち向かっていく場面まで幅のある芝居を見せた。

そんな藤吉が次に参加するのが、『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』だ。1997年に連続ドラマとして始まり、長年にわたって展開されてきた『踊る大捜査線』シリーズ。青島俊作役の織田裕二をはじめとするおなじみのキャストに加えて、趣里、白洲迅、増田貴久ら新たな出演者が加わる中、藤吉は村下希衣子を演じる。齊藤なぎさ演じる須永あかねとともに登場する“謎の女子高校生”であり、現時点では多くが明かされていない役どころだけに、物語にどのように関わってくるのかも気になるところだ。

藤吉は櫻坂46でも、6thシングル表題曲「Start over!」でセンターを務めるなど、グループを代表するパフォーマンスを残してきた。「Start over!」では力の抜けた佇まいから一気に感情を爆発させていくようなダンスを見せ、その後もステージやMVで藤吉ならではの空気を作っている。その一方で、ドラマや映画では一つひとつ役柄を重ね、俳優としてのキャリアも積み上げてきた。

同じ坂道グループで活動しながら、それぞれ異なる歩みで映像作品へと進んでいる3人。この秋の作品は、彼女たちがグループ活動とはまた違った場所で見せる姿にも注目が集まりそうだ。


※記事は執筆時点の情報です。

ライター:川崎龍也
大学卒業後にフリーランスとして独立。現在はアイドル雑誌を中心に、取材・インタビュー/コラム執筆を主軸に活動している。主な執筆媒体は『BOMB』『MARQUEE』『EX大衆』『音楽ナタリー』『RealSound』など。
X(旧Twitter):@ryuya_s04

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