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今冬メジャーデビューが"電撃発表" 10年以上の下積みを経て覚醒した『最強の5人』が放つ"華麗なる開花"

  • 2026.9.13
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写真:PhotoAC ※画像はイメージです

KEY TO LITが、今冬ユニバーサル ミュージックよりCDデビューする。2025年2月の結成から約1年半。グループとして見れば短い期間でつかんだデビューだが、岩﨑大昇、井上瑞稀、中村嶺亜、猪狩蒼弥、佐々木大光の5人はいずれも10年以上にわたってジュニアとして活動してきた。HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍と、それぞれ異なるグループで経験を重ねてきたメンバーが集まり、新たなスタートを切ったKEY TO LIT。その歩みを振り返ると、現在の彼らの強さは、長く培ってきた経験を持ちながら、そこにとらわれない新しいグループ像を作ってきたことにあるように思う。

歌、ダンス、ラップ、楽器――5人の個性が広げる表現の幅

その魅力のひとつとして挙げられるのが、5人それぞれが異なる武器を持っているという点だ。岩﨑は伸びやかな歌声を持ち、ミュージカルなどでもその歌唱力を発揮。井上は歌やダンスに加え、俳優としても経験を積み重ねてきた。中村はアイドルとしての華やかさだけでなく、絵やデザインといった分野でも個性を見せる。一方、猪狩はラップや作詞、ライブ演出などクリエイティブな面で存在感を放ち、佐々木は高いダンススキルとドラムを武器にパフォーマンスを支えてきた。

それぞれの得意分野が異なるからこそ、5人が集まった時にも誰かひとりの個性だけが突出するわけではない。歌で魅せることもできれば、ダンスやラップ、楽器を前面に押し出すこともできる。その時々の楽曲やステージによって中心となる魅力が変わり、それでもKEY TO LITとして成立する。この振り幅の広さは、今後楽曲を増やしていく上でも大きな武器になりそうだ。

王道と意外性が同居する、KEY TO LITのライブ

そして、そんな5人の個性をわかりやすく伝えてきたのがライブである。初のアリーナツアー『KEY TO LIT Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL』では、“NEW & CLASSIC”をテーマに掲げた。SMAPや嵐、KAT-TUN、V6、DOMOTOら先輩たちの楽曲を取り入れながら、巨大なセットや炎、ラップ、ドラム、ローラースケートなど、5人が持つ要素を次々と組み合わせていく。過去の楽曲をそのまま見せるのではなく、KEY TO LITならではのショーへと変えていったのが印象的だった。

現在開催されている『KEY TO LIT Arena Tour 2026 NEO CLASSICS』では、その方向性がさらに鮮明になっている。「Act-Show」「Be COOL」「華麗なる逆襲」「Triangle」「Never My Love」など、時代を越えて歌い継がれてきた楽曲をセットリストに並べながら、講談やタット、電飾といったさまざまな演出を融合。タイトル通り、これまで受け継がれてきた“CLASSIC”を、今の5人だからできる形へと更新している。

ここに、KEY TO LITならではの面白さがある。“奇天烈”という言葉の通り、彼らのライブには意外性のある演出や遊び心が随所に盛り込まれている。一方で、その自由な発想を支えているのは、5人が長いジュニア生活の中で培ってきた歌やダンス、ステージでの経験だ。先輩たちから受け継いできたエンターテインメントを理解しているからこそ、そこに自分たちなりのアイデアを加え、新しい見せ方へと変えていくことができる。王道と意外性を行き来できることも、KEY TO LITの大きな強みと言えるだろう。

“奇天烈”な魅力を、さらに大きな舞台へ

また、グループの魅力はライブだけにとどまらない。「KITERETSU FIRE」のパフォーマンス映像がYouTubeで多く再生されるなど音楽面で注目を集める一方、『ぽかぽか』では木曜レギュラーとして出演。6月には地上波初の冠特番『キテレツキテル!?』が放送され、10月からは『キテレツキテル!』としてレギュラー化されることも決まっている。ステージでは高いパフォーマンス力を見せながら、バラエティでは5人のテンポのいい掛け合いや親しみやすいキャラクターが前に出る。そのギャップもまた、グループを知る入口を広げている。

だからこそ、CDデビュー後に期待したいのは、こうした幅広い魅力がオリジナル楽曲の中でどのように形になっていくのかということだ。これまでは先輩たちの楽曲も交えながら、ライブ全体を通してKEY TO LITらしさを提示してきた。だが、デビュー後は一曲一曲が、彼らを初めて知る人にとっての名刺にもなる。歌唱力、ダンス、ラップ、楽器、そして遊び心。そのどこを切り取るかによって、まったく異なる楽曲を届けられる可能性を持っている。

8月23日の有明アリーナ公演では、岩﨑が「KEY TO LITで3年以内にドームに立つ」と宣言した。結成から約1年半でCDデビューを決め、現在のアリーナツアーは5都市21公演、約23万8000人を動員する規模へと成長している。それでも、彼らにとってデビューはひとつの到達点ではなく、さらに大きな場所へ進むための始まりなのだろう。

長年の経験を持ちながら、新しいことに挑み続けるKEY TO LIT。王道を知る5人だからこそ生み出せる“奇天烈”なエンターテインメントが、デビューをきっかけにどこまで広がっていくのか。5人がこれから作っていく新たな“CLASSIC”に期待したい。


※記事は執筆時点の情報です。

ライター:川崎龍也
大学卒業後にフリーランスとして独立。現在はアイドル雑誌を中心に、取材・インタビュー/コラム執筆を主軸に活動している。主な執筆媒体は『BOMB』『MARQUEE』『EX大衆』『音楽ナタリー』『RealSound』など。
X(旧Twitter):@ryuya_s04

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