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東野圭吾さん68歳で死去。41年で106冊、講談社が売り上げ1位に挙げた『流星の絆』ほか読み継がれる代表作10冊

  • 2026.7.29

文藝春秋BOOKS公式サイトより引用

2026年7月23日未明、作家の東野圭吾さんが大腸がんのため68歳で逝去し、27日に講談社が公式サイトで訃報を発表しました。

1985年のデビュー以来、東野さんは共著を除く106冊の著書を刊行し、数々のベストセラーを生み出してきました。

今回は、映像化実績や受賞歴、発行部数などをもとに、東野圭吾さんの代表作10作品を紹介します。

参考:講談社「東野圭吾さん ご逝去のお知らせ

東野圭吾さんの代表作10選

ミステリーの枠を超えて、多くの読者を魅了してきた東野圭吾さんの代表作を見ていきましょう。

白夜行

1973年、大阪の廃墟ビルで質屋の男が殺害される事件が発生。

容疑者は複数浮かぶものの事件は迷宮入りし、被害者の息子と容疑者の娘は、その後まったく別の道を歩んでいきます。

19年の歳月をかけて張り巡らされた伏線が収束していく、ミステリー史に残る記念碑的な傑作です。

累計発行部数は200万部を突破しています。

参考:集英社「白夜行

容疑者Xの献身

天才数学者でありながら不遇な日々を送る高校教師・石神が、隣人の母娘のために完全犯罪を企てる物語。

石神のかつての親友である物理学者・湯川学がその謎に挑む、ガリレオシリーズ初の長編です。

2006年に第134回直木賞と第6回本格ミステリ大賞をダブル受賞し、東野圭吾さんを代表する作品の一つとして高い人気を誇ります。

参考:文藝春秋「容疑者Xの献身

秘密

妻と娘を乗せたバスが事故に遭い、妻は命を落とすものの、助かった娘の中に亡き妻の意識が宿るという不思議な設定のミステリー。

外見は娘、中身は妻という誰にも明かせない生活を通して、家族のかたちを問いかけます。

1999年に第52回日本推理作家協会賞を受賞し、映画化もされました。

参考:文藝春秋「秘密

探偵ガリレオ

「燃える」「転写る」など、物理現象をトリックに組み込んだ短編5作を収録した連作集。

帝都大学理工学部の助教授・湯川学が、超常現象めいた事件の謎を科学的な視点から論理的に解き明かしていきます。

理系出身の東野さんらしい科学的な視点が随所に生かされた作品としても知られ、以降のガリレオシリーズの原点となり、のちに福山雅治主演でドラマ・映画化されるシリーズの出発点となりました。

参考:文藝春秋「探偵ガリレオ

新参者

日本橋署に赴任してきたばかりの刑事・加賀恭一郎は、着任早々、人形町のマンションで絞殺された女性の事件を担当することになります。

被害者の部屋に残された名刺や人形焼などの手がかりをもとに、加賀は商店街の人々一人ひとりの人生や事情に丁寧に向き合いながら、真相へとたどり着いていきます。

加賀恭一郎シリーズの8作目にあたり、シリーズの中でも特に人気が高く、阿部寛主演でドラマ化され話題となりました。

参考:講談社「新参者

ナミヤ雑貨店の奇蹟

あらゆる悩み相談に応じる不思議な雑貨店を舞台に、過去と現在をまたいだ手紙のやりとりが描かれるファンタジー要素のあるミステリー。

伏線が奇跡のようにつながっていく心温まる物語です。

2012年に第7回中央公論文芸賞を受賞し、中国国内でも50万部を突破するなど海外でも高い人気を誇ります。

参考:KADOKAWA「ナミヤ雑貨店の奇蹟

マスカレード・ホテル

連続殺人事件の次の犯行現場と目された一流ホテルに、刑事がホテルマンとして潜入捜査する異色のミステリー。

若き刑事と教育係のフロントクラークが反目しながらも事件解決に挑みます。

2019年に木村拓哉・長澤まさみ主演で映画化され、大ヒットを記録しました。

参考:集英社「マスカレード・ホテル

流星の絆

幼い頃に両親を殺害され、過酷な運命を背負った三兄妹が、互いを支え合いながら復讐を誓う物語。

14年後、彼らが仕掛けた復讐計画に訪れる誤算が、思わぬ結末へとつながります。

講談社によれば、東野圭吾さんの作品の中でも売り上げナンバーワンを記録した一冊です。

参考:講談社「流星の絆

赤い指

ある家庭の中で起きた事件を発端に、その家に隠された真実が少しずつ明らかになっていく書き下ろし長編。

表面的な犯罪の裏にある家族それぞれの孤独や愛情の歪みを丁寧に描き出しています。

2006年の直木賞受賞後第1作として発表され、加賀恭一郎シリーズの一冊としても知られています。

参考:講談社「赤い指

祈りの幕が下りる時

明治座に幼なじみの演出家を訪ねた女性が遺体で発見される事件が発端となり、捜査を担当する松宮は近くで見つかった焼死体との関連を疑います。

遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていたことを知った加賀恭一郎は激しく動揺し、それが孤独死した自身の母へとつながっていることに気づきます。

加賀恭一郎シリーズ10作目にして、シリーズ最大の謎が決着する到達点ともいえる作品で、2014年に第48回吉川英治文学賞を受賞しています。

参考:講談社「祈りの幕が下りる時

まとめ

東野圭吾さんが遺した数々の作品は、ミステリーとしての面白さだけでなく、人の心の機微を描いた物語として、これからも多くの読者に読み継がれていくことでしょう。

改めて、心よりご冥福をお祈りいたします。

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