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「就職先まで、ついてきたの」職業訓練校で張り合ってきた女性。だが、就職先での再会に絶句

  • 2026.7.30

張り合ってくる年上の人

四十代で仕事を離れていた頃、資格を取り直そうと職業訓練校に通っていました。同じ教室に、私より少し年上の、四十代くらいの女性がいたのです。

その人は、私が講師に課題を褒められると、決まって表情を曇らせました。素直に喜ばせてはくれない、そんな空気がいつもあったのです。

「私のほうが、ずっと前からこの分野をやってきたのよ」

張り合うような一言が、事あるごとに返ってきます。私はただ目の前の課題をこなしていただけで、誰かと競うつもりなど少しもありませんでした。

それでも角を立てたくなくて、私は「そうなんですね」と受け流すのが精一杯だったのです。

就活のたびに対抗されて

就職活動が始まると、その傾向はいっそう強まりました。私が「家庭もあるので、無理のない範囲で働きたいんです」と話すと、すぐに言葉をかぶせてくるのです。

「私はフルタイムで、お給料のいいところじゃないと嫌なの」

進み具合も、たびたび尋ねられました。「あの会社はどうだった?」「もう決まりそう?」と、私の就活をまるで自分のことのように追いかけてくるのです。

正直なところ、その熱心さに少し息苦しさを感じていました。それでも波風を立てたくなくて、私は当たり障りのない返事を続けていました。

やがて私の就職先が決まり、訓練校を離れました。これでその距離感からも解放されるのだと、内心ほっとしていたのです。

廊下で呼び止められて

ところが、就職して1ヶ月ほど経った頃のことです。会社の廊下を歩いていると、背後からふいに名前を呼ばれました。

振り返ると、そこに立っていたのは、あの訓練校の女性だったのです。

「偶然ね。先生にこの部署を勧められて来たの。私はパートだけど」

頭が、うまく追いつきませんでした。フルタイムでなければ嫌だと、あれほど言い切っていた人が、どうしてここにいるのでしょう。別の会社がいいと話していたのは、いったい何だったのか。

後日、私はどうしても割り切れず、友人にこぼしました。

「就職先まで、ついてきたの」

友人は「世間は狭いからね」と笑っていました。たしかに、ただの偶然なのかもしれません。

それでも、あのときの割り切れなさは、今も胸の隅に残っています。挨拶は交わすけれど、あの人の言葉のどれが本音だったのか、私にはとうとう分からないままなのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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