1. トップ
  2. エピソード
  3. 「これだけはやめて」2歳児の熱が40度近くまで急上昇…保護者の職場に電話して発覚した“ヒヤッとした瞬間”

「これだけはやめて」2歳児の熱が40度近くまで急上昇…保護者の職場に電話して発覚した“ヒヤッとした瞬間”

  • 2026.8.1
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。現役保育士のめじです。

保育の現場では本当にたくさんの子どもたちや保護者の方々と関わってきました。その中で、私たち保育士が「これだけはどうか避けてほしい…」と切実に願っていることがあります。

それは、保護者の方が「ご自身の仕事のお休みを知らせてくれないこと」です。

どうして休みを伝えてほしいのか

「休みだと伝えると、なんだか預けるのが悪い気がしてしまう」「嫌な顔をされないか不安」と感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

毎日家事や育児に追われる中で、「たまの休日はリフレッシュしたい」と考えるのはごく当然のことです。 私たち保育士もその気持ちを十分に理解していますし、「休みに預ける=いけないこと」なんてこれっぽっちも思っていません。

お子さんの体調や園の状況によっては「今日はご家庭で一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか」とお願いする場合もありますが、それはごく一部のケースです。

休日に子どもを預けること自体は、決して悪いことではないのです。

高熱が出たのに連絡がつかない…

では、なぜわざわざ「休み」だと教えてほしいのか。

それは、万が一の緊急時にすぐ連絡が取れなくなってしまうからです。

以前、0〜2歳児クラスを担当していたときのこと。

みんなで「わらべうた遊び」をしている最中、ある2歳児のお子さんがどうも元気がない様子でした。 気になって熱を測ってみると、なんと38.9度の高熱

すぐに保護者の方の勤務先へ電話を入れましたが、返ってきたのは「本日はお休みでおられません」というショッキングな一言でした……。 慌てて緊急連絡先の携帯番号を調べてかけ直しますが、そちらもなかなか繋がりません。

そうして対応に追われている間にもお子さんの熱はぐんぐん上がり、ついには40度近くにまで達してしまいました。

最終的には保護者の方から折り返しのご連絡をいただき、無事にお迎えに来てもらえましたが、本来であればもっと迅速に連絡を取りたかったのが本音です。

一度で済むはずの連絡が二度手間、三度手間になると、その分無駄な時間がかかってしまいます。 それがもし体調の急変や熱性痙攣などに繋がっていたら……と考えると、本当に恐ろしくなります。

実は、保育士もうっすら気づいている

それでもなお「やっぱり休みって伝えづらい」と思われるかもしれません。

ですが正直なところ、保育士はだいたい察しています。 「いつもよりしっかりメイクをされている」「登園時間がいつもよりゆっくり」「お子さんの様子や雰囲気がどこか違う」 そうした日常の些細な変化から、「今日はお休みなのかな」と感じる場面は多々あります。

また、子ども自身が「今日ママお休みだから、帰ったら〇〇行くって言ってたよ!」と教えてくれることもよくあります。 だからといって、私たちが勝手な推測で「今日はお休みだろう」と判断し、いきなり携帯電話へ連絡を入れるわけにはいきません。

だからこそ、保護者の方の口から“明確に”事実を伝えていただくことが重要なのです。

小さな連携が、大きな“安心”に変わる

子どもの体調変化は本当に予測不能です。 朝は元気いっぱいに登園してきても、昼過ぎには突然発熱したり、激しく吐いてしまったりすることもあります。 そんな非常事態のとき、私たちは一秒でも早く保護者の方と連携を取りたいと考えています。

だからこそ、「今日は休みなので、連絡は携帯電話へお願いします」というたった一言が、大きな安心へとつながるのです。

その一言があるだけで、いざというときにスムーズに連絡がつき、お子さんの体調変化にもいち早く対処できます。

最後に、保護者の皆さんへ伝えたいこと

保育所は仕事中だけでなく、いつでも保護者の方が安心してお子さんを託せる場所でありたいと思っています。 繰り返しになりますが、「お休みの日に子どもを預けること」自体は何も悪いことではありません。 ただ一つだけお願いしたいのは、「休みの日は、素直に休みだと教えてほしい」ということです。

その小さなひとことが、大切な大切なお子さんの命と安全を守る大きな力になります。 保護者の方と保育士がしっかり手を取り合い、協力し合っていくことで、子どもたちはより安心して豊かな園生活を送ることができます。

これからも一緒に、子どもたちの“いのちと笑顔あふれる日常”を守っていきましょう。



ライター:めじ

幼稚園、保育園と保育経験を重ね、今年で13年目に突入しました。保育の仕事の中で感じた思いや子どもたちとのやりとり、育児と仕事の両立の事など経験をもとに言葉にしています。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ