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夫の女友達が私の浴衣を着ているのはなぜ? 夫のみならず大切な物も平気で奪う不倫女に、サレ妻が反撃を開始する!【書評】

  • 2026.7.22

【漫画】本編を読む

永遠の愛を誓ったはずなのに、浮気や不倫、モラハラと平気で信頼を踏みにじる夫。「妻が別れを告げる時」シリーズは、そんなクズ夫に限界を迎えた妻たちが、強いられた苦しみをきっちり清算する姿を描いたスカッと系のオムニバスシリーズだ。『妻が別れを告げる時10 Season4 大切な浴衣を泥棒した女が夫といい仲だった話』(きなりみや:漫画、古川あさこ:原案/KADOKAWA)では、夫に裏切られ、大切なものまで奪われた妻の反撃劇が描かれている。

主人公の莉央は、夫・大樹と結婚して1年目の女性。ある日、夫が「友達と行く」と言っていた祭りの会場をたまたま通りかかると、見覚えのある若い女性・恵美香と一緒にいる夫の姿を目撃。そして莉央の視線は、彼女が着ている浴衣に釘付けになる。それは、莉央が服飾の専門学校時代に卒業制作として手塩にかけて作った、世界にふたつとない大切な浴衣だった。

驚く莉央を前に、恵美香は悪びれもせず「家に遊びに行ったとき、可愛い浴衣があったから借りちゃいました」と言い放つ。莉央の留守中に勝手に家へ上がり込み、クローゼットの奥を探っただけでも信じがたいが、さらに恵美香はその大事な浴衣の裾を短く切り、接着剤で勝手にフリルを取り付けていたのだ。表向きは謝罪するものの、その表情にはどこか含みがあり、大樹との距離も明らかに不自然だった。そしてここから、莉央をさらに追い詰める決定的な出来事が起こる。

夫の浮気を疑うばかりか、自分の努力と思い出が詰まった「作品」を踏みにじられた莉央の怒りと悲しみは、読んでいる側も胸がざわつく。妹のような存在という立場を盾にして、大切なところに平然と踏み込んでくる恵美香の図々しさと、それをかばう夫の態度に言葉を失うだろう。

そんなふたりに報いを受けさせるために莉央が動き出す後半の展開に引き込まれる。大切なものをないがしろにされた莉央が、どのように夫と恵美香へ制裁を下すのか。読み進めるほどに期待に胸が高鳴る作品だ。

文=ちゃむ

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