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婚活で高望みしてしまうのは「他人の価値観」で見ているから? ハイスペック婚を求め続けてしまう理由【著者インタビュー】

  • 2026.7.21

【漫画】本編を読む

結婚したくてもできない、したいかどうかもわからない。現代を生きる女性たちの複雑な心境が、SNSでは日々つぶやかれている。『結婚さえできないわたし 29歳からの婚活地獄』(魚田コットン/KADOKAWA)の主人公・渡辺アスカも、そんなひとりだった。

もともと結婚願望のなかった彼女が、友人の結婚報告をきっかけに婚活パーティー、婚活アプリ、結婚相談所など「婚活の世界」に足を踏み入れていく。婚約の破談に、婚活アドバイザーからの厳しい指摘…。そのリアルな描写は多くの読者の共感を呼び、SNSでも大きな反響を呼んだ。

本記事では著者の魚田コットンさんに、本作の制作背景と自分らしい「本当の幸せ」を見つけることについて伺った。

――結婚相談所で、アスカがいわゆるハイスペック婚へと希望条件を釣り上げたシーンは印象的です。「高望み」と「自分の価値観を大切にすること」は、どのように折り合いをつければいいと思いますか?

魚田コットンさん(以下、魚田):おそらくですが、本作の中でアドバイザーの古賀が言った通り、相手に望むことがある以上、自分自身の「レベル上げ」は意識する必要があるのかもしれません。何もせずにお金持ちにはなれないし、いわゆるハイスペックとされる方が突然自分に惚れ込んでくれるというのは、たぶんかなり珍しい。友人関係でもそうですが、高望みして自分自身を取り繕うと、どんどん疲弊していく。もしも運よく、理想の人間関係を手に入れたとしても、いつか綻びが出ると思います。

それに、高望みしているときって、たぶん「自分自身の価値観」じゃなく、どこかの誰かの価値観である可能性が高いのかな、と……。

――アスカが通う結婚相談所の男性アドバイザー・古賀は、インパクトのある発言をいくつも繰り出していましたね。古賀のキャラクター像はどのようにして作られたのでしょうか?

魚田:アスカの痛いところを突く役として古賀を作りました。

もともとアドバイザーはひとりの想定だったのですが、制作過程で、優しくて頼りない役と厳しくて怖い役を分けたんです。古賀はもともと怖い性格ではなくて、アスカに冷静になってもらうためにあえて厳しいことを言っているキャラクターなので、嫌いにならないでほしいです(笑)。

――魚田さんは、外見や肩書きではない、その人の本当の魅力はどこにあると感じますか?

魚田:人の本当の魅力とは、その人自身のすべてだと思います。そして、人によって魅力の感じ方は変わるので、誰かにとっては魅力的でも、他の誰かにとっては魅力的ではない場合がある。言ってしまえば外見も、肩書きも、身体的な部分も、性格もすべてが魅力に繋がるのだと思います。

取材・文=松本温美

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