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「明日は出張」「両親来てたね」何でも知ってる隣人。防犯カメラで見た『集めていたモノ』に「震えた」

  • 2026.7.21

今回は、友人の娘・麻衣さん(仮名)から聞いた出来事をご紹介します。一人暮らしを始めたばかりのマンションで、向かいの住人がなぜか自分の予定を何でも知っていることに違和感を覚えたそうです。最初は偶然だと思って受け流していたものの、その違和感は少しずつ大きくなり……

「なんで知っているの?」という小さな違和感

就職してから、一人暮らしをするためマンションへ引っ越しました。向かいには感じの良い女性が住んでいて、廊下で会えば軽くあいさつを交わす程度の関係でした。

ところが、顔を合わせるたびに不思議なことを言われるのです。「昨日は帰り遅かったね」「明日は出張なんでしょ?」

どちらも私が話した覚えのない予定でした。「たまたまかな」と思い、その場では笑って流していました。けれど、心のどこかに小さな引っかかりだけは残っていました。

増えていく“知りすぎ”発言

それからというもの、不思議な発言は続きました。「ご両親、先週来てたよね」「今日は宅配便が届く日でしょう?」あまりにも細かいことまで知っていて、だんだん笑えなくなってきました。

生活を見られているような感覚が消えず、帰宅してもどこか落ち着きません。そんなある日、郵便受けを開けようとすると、ダイヤル式のポストが少しだけ浮いているように見えました。

気のせいかもしれない……そう思いながらも嫌な予感がして、管理会社へ相談することにしたのです。

防犯カメラに映っていた光景

管理会社が防犯カメラを確認すると、私の予感は外れていませんでした。映像には、向かいの女性が私の郵便受けを何度ものぞき込み、不在票や会社から届いた郵便物を確認している姿が映っていたのです。

事情を聞かれた女性は悪びれる様子もなく、「隣なんだから、そのくらい普通でしょ? 心配してあげてたのに」と言い切りました。謝罪の言葉は最後までありませんでした。その何気ない口調が、かえって背筋を冷たくしたのを今でも覚えています。

静かな人ほど怖い

管理会社は女性を厳重注意し、私はポストの暗証番号と鍵を変更しました。その後、その女性は別の住人ともトラブルを起こしていたことが分かり、最終的にはマンションを退去したそうです。

大きな声で怒鳴られたわけでも、直接脅されたわけでもありません。それでも一番怖かったのは、ごく普通の表情で他人の生活をのぞき見し、それを悪いことだと思っていなかったことでした。

あの出来事以来、私は郵便受けを確認するとき、ほんの少しだけ周囲を見る癖がついています。何気ない日常は、思っている以上に個人情報の集まりなのだと、この出来事が教えてくれました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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