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「そのポーチは、妹の子どものだよ」二重生活が露見した彼。だが、信じられない言い訳に絶句

  • 2026.7.19

棚の奥から出た女性物のポーチ

数年前、私には結婚を考えていた恋人がいました。穏やかで、仕事にも真面目な人でした。

ところがある時期から、週末になると決まって「実家に帰る」と言い、連絡がぷつりと途切れます。平日の夜も、話の途中で「今日は早く寝るね」と急に会話が終わることが増えていました。

小さな違和感が積もったある日、私は初めて彼の部屋に上がりました。片付けを手伝おうと棚を開けたとき、奥から見覚えのないものが出てきたのです。

女性物の化粧ポーチと、子ども向けの絵本でした。

「これ何?」

私が尋ねると、彼は一瞬、目を泳がせました。

「そのポーチは、妹の子どものだよ」

妹が子連れで泊まりに来たときの忘れ物だ、と彼は早口で言いました。けれど絵本の趣味も、ポーチの淡い色合いも、どこか取ってつけたように聞こえたのです。

家族写真で崩れた言い訳

気になってポーチを手に取ると、内側のポケットから一枚の写真がすべり落ちました。

そこには、幼い子を抱く彼と、その隣で寄り添う指輪をした女性が写っていました。日付はつい最近で、三人で出かけたときのものでした。

「これも、妹さんなの?」

私が写真を差し出すと、彼はしばらく黙り込んだあと、観念したように口を開きました。

「……実は、結婚してるんだ。でも、気持ちは君にある」

離婚するつもりだった、あと少しで話がまとまる、と彼は言葉を重ねます。けれど写真の中の彼は、幸せそうに家族へ笑いかけ、その腕の中で幼い子も屈託なく笑っていました。どう見ても、壊れかけた家庭の顔ではありません。

「離婚する人が、こんな写真を撮るの?」

私の問いに、彼はもう何も返せませんでした。視線を落とし、言いかけては口を閉じるだけです。

取り乱すより先に、私の心はすっと冷めていました。

「もう連絡しないで」

それだけ告げて、私はコートを取り、部屋を出ました。彼は追ってこようとしましたが、玄関で足を止めたきり、動けずにいました。

翌日、私は彼へのメッセージも電話も、すべて着信できないようにしました。未練を残す隙を、自分に与えたくなかったからです。

後日、共通の知人から思いがけない話を聞きました。彼は単身赴任を装い、職場でも独身で通しながら、家庭を隠して二重生活を続けていたというのです。

奥さんは妊娠中で、離婚の話など一度も出ていませんでした。すべてが、私を引き止めるためのその場しのぎだったのです。

あのとき迷わず縁を切って、本当によかった。今は穏やかな毎日を取り戻し、あの日の自分の決断を静かに誇りに思っています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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