1. トップ
  2. マンガ
  3. 「お菓子あげる、一緒に遊ぼうよ」いつも快く子を遊ばせてくれたママ友。だが、突然チームを辞め挨拶も無視した瞬間

「お菓子あげる、一緒に遊ぼうよ」いつも快く子を遊ばせてくれたママ友。だが、突然チームを辞め挨拶も無視した瞬間

  • 2026.7.19
「お菓子あげる、一緒に遊ぼうよ」いつも快く子を遊ばせてくれたママ友。だが、突然チームを辞め挨拶も無視した瞬間

グラウンドの端で会ったママ

長男が少年野球のチームに入り、私は毎週末、練習に付き添っていました。小さな下の子二人を連れて、グラウンドの端で待つのが日課でした。

ある日、後から入ってきた親子と隣り合わせになりました。同い年くらいの子を連れたママで、話すうちに同じ幼稚園だと分かったのです。

「うちも下の子がいるから、隣同士だと心強いね」

「本当に。待ち時間って、意外と長いですもんね」

すぐに打ち解けて、待ち時間を並んで過ごすようになりました。

そのママは、子どもをのびのび遊ばせるおおらかな人でした。

人懐こいうちの子も、自然と彼女の子と遊び始めます。彼女はいやな顔ひとつせず、笑って迎えてくれました。

「お菓子あげる、一緒に遊ぼうよ」

自分の子に配るおやつを、うちの子にも分けてくれるのです。

その優しさが、私にはとてもありがたいものでした。

「ママ、あのお友達ともっと遊びたい」

ただ、私は赤ちゃんも抱えていて、思うように動けません。

二人が練習の邪魔にならないか、整地されたグラウンドで砂を掘り始めないか、そのつど気にかけていました。

「ごめんね、うちの子まで見てもらっちゃって」

「気にしないで。二人のほうが、楽しそうにしてるよ」

彼女はいつも、そう言って笑ってくれました。

私はその言葉に、甘えていたのだと思います。

突然、挨拶も無視した日

そんな穏やかな時間が、数ヶ月続きました。

ところがある日、彼女は前ぶれもなく、チームを辞めてしまったのです。

近くにいた別のママも、首をかしげていました。

「あのママ、急にどうしたんだろうね」

それだけならまだしも、その後が不思議でした。幼稚園で顔を合わせても、彼女は私に気づかないふりをするのです。

「おはようございます」

こちらから挨拶しても、目も合わせずに通り過ぎていきます。あれほど優しかった人とは、まるで別人のようでした。

(私、何かしてしまったのかな)

いくら考えても、思い当たることがありません。声をかけすぎたのが、うっとうしかったのでしょうか。それとも、うちの子まで見るのが、負担になっていたのでしょうか。

答えの出ない問いばかりが、頭の中を巡りました。行事で彼女の姿を見るたび、気持ちが重く沈みます。

でも、あるとき思ったのです。分からないことを一人で抱えて悩み続けても、何も変わらないと。

人の心には、他人には見えない事情があるのかもしれません。私にできるのは、こちらから普通に挨拶を続けることだけです。

返事がなくても、笑顔で会釈する。そう決めてから、少しだけ気持ちが軽くなりました。答えは出ないままですが、それでいいと思えるようになったのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ