1. トップ
  2. エピソード
  3. 「あなたの秘密、黙っててあげる」夫に執拗に迫り続けてきた図々しい元カノ。だが、夫の一言で状況が一変

「あなたの秘密、黙っててあげる」夫に執拗に迫り続けてきた図々しい元カノ。だが、夫の一言で状況が一変

  • 2026.7.17

園で再会した元交際相手

息子の保育園に転園してきた親子。

その母親は、夫の中学時代の元交際相手だった。

偶然の再会かと思っていたが、彼女の目的は、すぐに分かった。

「久しぶり。運命的だと思わない?」

送り迎えのたび、彼女は夫のそばに来ては、思わせぶりな言葉を並べるようになった。

「あなたの秘密、黙っててあげる」

そう耳打ちしては、夫の顔色をうかがう。

まるで、弱みを握っているとでも言いたげだった。

夫に聞いても、やましいことなど何もないという。

ただ昔付き合っていた、それだけの関係だと。

けれど彼女は、こちらの平穏など、はなからどうでもいいようだった。

夫がそっけなくしても、まるでこたえていない。翌日にはまた、当たり前のような顔で近づいてくる。その神経の図太さに、私は言葉を失いかけた。

けれど彼女は、その昔をちらつかせては、夫に付きまとってきた。

図々しさが招いた退散

彼女の行動は、だんだん露骨になっていった。

我が家の車を覗き込み、息子にも近づいてくる。

「昔からの知り合いなんだって」

息子がそう言うのを聞いて、私は肝が冷えた。

しまいには彼女は、家に上がりたいとまで言い出した。

あまりの厚かましさに、あきれを通り越して腹が立った。

これ以上、家族の暮らしを引っかき回されて、たまるものか。

「ねえ、少しくらい昔のよしみで、仲良くしてもいいでしょ」

その言葉に、私は静かに首を振った。夫も、もう黙ってはいなかった。

「秘密なんてない。君と話すことなんて、何ひとつない」

夫がそう言い放つと、彼女の表情が固まった。

「そんな、ひどい…私はただ」

言い募ろうとする彼女に、私は正面から向き合った。

「主人が迷惑しています。もう、近づかないでください」

彼女の顔から、血の気が引いていった。

「……もういい。バカみたい」

捨てぜりふのように言い残すと、彼女はきびすを返して去っていった。

その後、私たちは園にも相談し、時間をずらして送り迎えができるよう取り計らってもらった。

彼女が夫に近づくことは、二度となかった。すれ違っても、目を合わせようとはしない。あんなに強気だった人が、今ではこそこそと園を出ていく。

夫婦で並んで拒んだあの日から、私たちの日常に、余計な影は差さなくなった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ