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日本の社会人男性が異世界転生して公爵家三男に。チート能力はないものの、見た目の良さと前世の知識を駆使し、面倒すぎる貴族社会を渡り歩く!【書評】

  • 2026.7.17
 ©福部たけい ©デンセン ©ごろー* ©マイクロマガジン社
©福部たけい ©デンセン ©ごろー* ©マイクロマガジン社

【漫画】本編を読む

『ハイブルク家三男は小悪魔ショタです THE COMIC』(福部たけい:漫画、デンセン:原作、ごろー*:キャラクター原案/マイクロマガジン社)は、不慮の事故によって命を落とした現代日本の社会人男性が天使のような見た目の公爵家の三男坊に転生し、その異世界で器用に立ち回る姿を描いたファンタジーだ。

主人公・セルフィルは、国内でも屈指の権力を持つハイブルク公爵家の末っ子で、その正体は現代日本からの転生者。強大な魔力や特別なチート能力は持たないが、転生前の知識と抜群の外見、そして頭の回転の速さを武器に、異世界の貴族社会を生きている。

そんなセルフィルが13歳になり、第一王子の婚約破棄騒動に首を突っ込んだことをきっかけに厄介な状況に巻き込まれる。結果として王家に睨まれてしまった彼に対し、王立学園卒業までの5年間で婚約者を見つけなければ、王家に婿入りさせるという王命が下されてしまう。

婚約者探しに奔走することになったセルフィルだが、王家に睨まれていることもあり、誰も婚約者として名乗りを上げてくれず途方に暮れる。そんな彼の前に現れるのが、辺境伯であるグリエダ=アレストだ。先の騒動でセルフィルに協力してくれたグリエダは、銀髪で中性的な雰囲気を持つ美青年……に見える。セルフィルの危機を知ったグリエダは、窮地を一気に解決するかもしれない、とある提案を持ちかけてくるのだった。

王家からの圧力や婚約者探しという難題を前にしても、セルフィルが知恵としたたかさで乗り越えていく姿が本作の見どころである。かわいらしい見た目とは裏腹に、転生者ならではの視点で相手の思惑を読み、鮮やかに難題を切り抜けていく様子が痛快だ。凛々しいグリエダとの掛け合いも楽しく、ふたりがこれから繰り広げていく異世界ライフはどんな展開を見せるのか。ぜひ本書を手に取って見届けてほしい。

文=ゆくり

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