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安田美沙子さん、松丸友紀さん、小川晴香さんら3人の母が始めた挑戦。日本の良いものを次の世代へ!

  • 2026.7.17

日本人が大切にしてきた精神性を子どもたちに伝えたい。ふとした会話の中でそんな思いを共有したことから、小学生の男の子のママという共通点をもつタレントの安田美沙子さん、アナウンサーの松丸友紀さん、TOUROU代表の小川晴香さんによる「カタドリ」が立ち上がった。

タレントの安田美沙子さん、アナウンサーの松丸友紀さん、TOUROU代表の小川晴香さんの3名が2025年にスタートしたプロジェクトチーム。日本の伝統や文化、ものづくりを次世代へ伝えることを目的に活動。「日本の良いもの発見隊!」として、職人取材やイベント企画、オリジナルプロダクト開発などを行う。 DAISHI YAMAOKA

それぞれに仕事を通じて日本のものづくりや伝統技術に触れ、感銘を受けてきた一方で、自らも実は日本のことをよく知らないと実感していたという。「こんなに素晴らしいものがあるのに、知らないままでいるのはもったいない」。日本各地に残る伝統工芸やものづくり、文化や風習を取材し、その魅力を子どもたちや次世代へ伝える活動を行っている。

伝統技術の素晴らしさを全国へ伝えていきたい

大切にしているのは、「楽しく体験する」こと。みそづくりでは、子どもたちが大豆をつぶし、みそ玉をほうろうに投げつけながら発酵の仕組みに触れる。ほうきづくりでは、長野県で原料となるホウキモロコシの栽培から手がける職人に教わる。岩手県で、琥珀採掘体験も行った。「日本文化に触れることで、子どもたちの自己肯定感にもつながると感じました。自分たちの国に誇りをもち、地域に根差した文化や風景を知ることは、自信につながるんですよね」

岩手県久慈の「宝石琥珀の採掘」ワークショップの様子。子どもたちのほうが化石を掘り当てるのが上手だったそう。心に残る体験になるはず。 DAISHI YAMAOKA

印象的だったのは、江戸切子の職人との出会いだ。あまりの美しさに「アートですね」と伝えるくらい、日常的に使うものもひとつひとつ丁寧に手作業で作り上げていくのだ。熟練した職人技の美しさを目の当たりにした瞬間だった。

一方、現場を訪ねるにつれ厳しい現実にも直面した。後継者不足や高齢化で、取材を受ける余裕がない工房が少なくないのだ。「急に受注が増えれば負担になり、また既存の顧客を失わせてしまうリスクもあると知りました。広めれば広めるほどいいと思っていたけれど、そう簡単な話ではなかったんです」

最初のオリジナルプロダクトである、霧島山系の天然銘木から生まれたまな板。写真は「末広がり」の意味が込められた“ひょうたん”シリーズ。親子並んで料理ができる。 DAISHI YAMAOKA

ひとつひとつ、経験を重ねる。今年は宮崎県の老舗銘木屋と協働し、初のオリジナルプロダクトとして木製まな板の販売を始めた。「彼らは端材を“森のかけら”と呼ぶんです。木くずも畑にまいてビニールシート代わりにできる。無駄にするところがひとつもないという木材の魅力を学びました。こうしたことを学ぶサステナビリティツアーもやりたいと思っています」

目標は、全国47都道府県の工房や職人を訪ね歩き、その魅力を発信していくこと。そして日本だけでなく、世界の子どもたちにも日本の良さを届けることだという。「ひとりでは決してできなかった。でもトリオになったからこそできるんです。家族も巻き込んで活動しています。これからも私たちが楽しむことを忘れずに、一歩一歩進んでいきたいと思います」

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