1. トップ
  2. エピソード
  3. 「玄関前のそれ、明日確認します」自室の前に置かれた謎のプラスチックの塊。だが、管理会社の対応に絶句

「玄関前のそれ、明日確認します」自室の前に置かれた謎のプラスチックの塊。だが、管理会社の対応に絶句

  • 2026.7.18
「玄関前のそれ、明日確認します」自室の前に置かれた謎のプラスチックの塊。だが、管理会社の対応に絶句

うちのドアの前にだけ、置かれた塊

仕事から帰宅し、自室のある階でエレベーターを降りた瞬間、足が止まった。

玄関ドアのちょうど前に、見慣れない黒っぽいプラスチックの塊が置かれている。

手のひらより少し大きいくらいで、何かの部品のようにも、容器のようにも見える。

少なくとも、私が置いたものではないことだけは確かだった。

気になって、同じ階のほかの部屋の前も見て回った。だが、そんなものが置かれているのはうちの前だけ。

隣も、その隣も、下の階も、廊下はいつも通り何もない。ほかの家には一切なくて、明らかにうちのドアの前だけを狙ったように、それはぽつんと存在していた。

誰が、何のために置いたのか、まるで見当がつかない。

気味が悪くて、荷物も置かないまま管理会社に電話した。

事情を早口で説明し、すぐに見に来てほしいと頼んだ。ところが、電話口の担当者の声には、こちらの不安がまるで伝わっていないようだった。

「玄関前のそれ、明日確認します」

正体のわからないまま、暮れていく一日

耳を疑った。今この瞬間、自分の部屋の前に得体の知れないものがあって、正体もわからず立ち尽くしているのに、確認は明日でいいというのか。

中身がわからない以上、うかつに触るのも怖い。

住人の安全を守るのが仕事ではないのかと、喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。

担当者は「まあ、どなたかの置き忘れでしょうから」と軽く続けただけで、あくまで他人事の口ぶりだった。

念のためその塊を写真に撮り、廊下の防犯カメラは確認できないのかと尋ねても、担当者はあいまいな返事を繰り返すばかり。

結局、明日担当が回りますから、の一点張りで電話は切れた。

その夜は、何をしていても落ち着かなかった。

玄関のそばを通るたびに、ドアの向こうにあの塊があるのだと思い出す。

誰かの嫌がらせなのか、ただの偶然なのか、それとも私の知らない事情があるのか。

考えれば考えるほど、答えのない問いばかりが増えていく。翌日、管理会社の人が来て塊は片づけられたが、「持ち主も、何なのかも、結局わかりませんでした」とだけ告げられた。

あれは何だったのか、なぜうちの前だけだったのか。すっきりしないまま、その疑問だけが今も胸の奥に残っている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ