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マンションの隣人「昨日は遅かった」ベランダで「まさか」どの家にもある“アレ”に「血の気が引いた」

  • 2026.7.13

今回は、従妹の麻衣さん(仮名)から聞いた出来事をご紹介します。隣人との何気ない会話は、普通なら安心できるものです。しかし、親切だと思っていた相手の一言が、少しずつ不安へ変わっていったそうで……。

親切だった隣人

数年前、私が住んでいたマンションの隣には、真由子さん(仮名)という女性が住んでいました。会えば挨拶を交わし、ときには宅配便を預かってくださることもありました。

「今日は寒いですね」そんな何気ない会話を交わす、ごく普通の隣人でした。私は「感じのいい人が隣で良かった」と思っていたほどで、特に警戒する理由もありませんでした。

ところが、しばらくすると少し気になる言葉をかけられるようになりました。「昨日は帰りが遅かったね」「今日は朝早かったね」最初は、たまたま見かけただけなのだろうと思い、深く考えていませんでした。

積み重なる違和感

その後も、似たような言葉をかけられることが続きました。「今日はお休みだった?」「週末はいなかったね」私は勤務時間も休日も話したことはありません。それなのに、生活を知っているような口ぶりで自然に話しかけられるのです。

マンションでは住人同士が顔を合わせることも珍しくありません。そのため、「偶然が重なっただけ」と自分に言い聞かせていました。それでも、同じようなことが何度も続くうちに、小さな違和感は少しずつ大きくなっていきました。

頭から離れない一言

決定的だったのは、有給休暇を取って一日中自宅で過ごした日のことです。夕方、廊下で偶然真由子さんと会うと、不思議そうな表情でこう言われました。「あれ? 今日は出かけたんじゃなかったの?」

私は朝から一歩も外へ出ていませんでした。それなのに、どうして外出したと思ったのでしょうか。その一言だけが、どうしても頭から離れなくなりました。

それ以来、ベランダへ出るたびに、隣との境にある避難板の下が気になるようになりました。

今も残る疑問

気になった私は、管理会社へ相談しました。すると、「建物の構造上、角度によっては生活の様子が分かってしまうことがあります」と説明を受けました。

その後、管理会社から全住戸へプライバシーへの配慮をお願いする案内が配られました。それ以来、真由子さんが私の生活について話すことはなくなったのです。

本当に見られていたのか、それとも偶然が重なっただけだったのかは、今でも分かりません。ただ、親切だと思っていた相手だからこそ、「昨日は帰りが遅かったね」という何気ない一言が、私にとって一番ぞっとした出来事として今でも心に残っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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