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「抱き癖がつく、育て方が悪い」妻の育児の方法に嫌味を言う義母。だが、妻を守った夫の一喝とは

  • 2026.7.10

眠れない夜が続いて

生後一ヶ月の娘は、夜になると火がついたように泣いた。

抱いても、授乳しても、なかなか泣きやまない。

私は毎晩、細切れの睡眠でどうにか朝を迎えていた。そんなある日の午後、玄関のチャイムが鳴った。連絡もなしに、義母が訪ねてきたのだ。

「あらあら、また泣いてるの」

ぐずる娘を抱く私を見て、義母は眉をひそめた。そして、悪気のない口ぶりで言い放った。

「抱き癖がつく、育て方が悪い」

その一言が、寝不足でぎりぎりだった私の胸に、ぐさりと刺さった。

言い返せなかった私

「泣いたらすぐ抱くから、いつまでも甘えるのよ。もっとどしっと構えなさい」

「でも、まだ小さいので、抱いてあげたくて…」

「私のときは、そんな育て方はしなかったわ。あなた、神経質すぎるのよ」

「小児科でも、抱っこで安心させてあげてって言われたんです」

「お医者さんより、私のほうがよっぽど子育てを知ってるわよ」

反論しようにも、言葉が続かない。その場は「……そうですか」と返すのが精一杯だった。

義母が帰ったあと、張りつめていた糸が切れて、私は台所で少しだけ泣いた。

夜、帰宅した夫に、私は正直に打ち明けた。

「お義母さんに、育て方が悪いって言われて…本当につらかった」

夫は驚いた顔で、こちらを見た。

「そんなこと言われてたのか。全然気づかなくて、ごめん」

その声を聞いて、少しだけ肩の力が抜けた。一人で抱えていた重さを、初めて誰かと分け合えた気がした。

夫がかけた言葉

週末、また義母がふらりとやってきた。

そして案の定、娘の抱っこをめぐって口を出しはじめた。そのとき、隣にいた夫が、母のほうへ静かに向き直った。

「それは言いすぎだ」

義母は、きょとんとした顔で夫を見上げた。

「妻は毎晩、ほとんど寝ないでこの子を見てる。それを"育て方が悪い"は、あんまりだよ。俺たちのやり方に、口を出さないでほしい」

義母は「私はただ、心配で……」と言いかけたが、夫の真剣な表情に、その先を続けられなかった。ばつが悪そうに視線をさまよわせ、やがて「……悪かったわ。言いすぎたわね」と、ぽつりとこぼした。

それからというもの、義母は来る前に必ず電話をくれるようになった。

育児にあれこれ言うこともなくなり、先日はむしろ「無理してない?」と、私の体をいたわる言葉までかけてくれた。

完全にわだかまりが消えたわけではない。それでも、夫が味方でいてくれるとわかっただけで、私はもう一人で抱え込まずに済むようになった。あんなに重かった娘の泣き声も、以前ほどはこわくない。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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