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なぜ自信が持てない?自己肯定感が低い人の特徴とは

  • 2026.7.9

自分に自信が持てない。ほめられても素直に受け取れない。つい人と比べて落ち込んでしまう。「自己肯定感が低い」という悩みは、割と多くの人が持っているものかもしれませんね。

自己肯定感とは「自分には価値がある」「ありのままの自分でいい」と感じられる心の土台のことです。生まれつき決まっているものではなく、これまでの経験の積み重ねによって、高くも低くもなっていきます。

自己肯定感は高いと良く、低いとダメなのでしょうか。自己肯定感が低い人に見られやすい特徴や背景にある理由などを、さくらひだまり訪問クリニックの加藤 久普院長監修のもとお届けします。

こんな考え方のクセありませんか? 自己肯定感が低い人に見られやすい特徴

自己肯定感が低いとき、人は無意識のうちに、自分を低く見積もる考え方の「クセ」を持ちやすくなります。次のような傾向に、心当たりはありませんか?

ほめられても素直に受け取れない

「お世辞だろう」「たまたまだ」と、人からの好意的な評価を打ち消してしまいます。

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つい他人と比べてしまう

SNSや身近な人と自分を比べ、「あの人に比べて自分は……」と落ち込みやすくなります。

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失敗をいつまでも引きずる

小さなミスでも「やっぱり自分はダメだ」と捉え、長く自分を責め続けてしまいます。

「どうせ自分なんて」が口ぐせになっている

挑戦する前から「自分には無理」と諦めたり、自分を低く見積もったりしがちです。

人の評価が過剰に気になる

嫌われていないか、変に思われていないかが常に気になり、人の顔色をうかがってしまいます。

自分に厳しく、完璧を求めすぎる

「これくらいできて当然」と、自分のがんばりを認められず、ハードルを上げ続けてしまいます。

断れない、自分の意見を言えない

「嫌われたくない」「波風を立てたくない」という思いから、本音を飲み込みがちです。

これらは「性格の悪さ」ではなく、自分を守るために身についた考え方のクセです。クセである以上、気づいて少しずつほぐしていくことができます。

次:なぜ自信が持てないのか?自己肯定感が低くなる理由

なぜ自信が持てないのか?自己肯定感が低くなる理由

自己肯定感は、生まれつきの性格だけで決まるものではありません。多くの場合、これまでの経験の積み重ねが影響しています。

こんな経験が重なると、自己肯定感は下がりやすい

  • 否定や批判の言葉を、繰り返し受けてきた
  • きょうだいや他人と、いつも比べられてきた
  • がんばっても認めてもらえず、「もっと」と言われ続けた
  • 失敗したとき、強く責められた経験がある
  • 「成果を出したときだけ評価される」という条件付きの関わりが多かった
  • いじめや、人間関係でのつらい経験があった

こうした経験が積み重なると、「自分はそのままでは認められない存在だ」という感覚が、心の奥に根づきやすくなります。

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育ちや環境は、自己肯定感に影響するのか

育ち方や家庭環境は、自己肯定感に大きく影響します。

幼い頃に「ありのままで受け入れられた」という経験が多い人は自己肯定感の土台が育ちやすく、逆に否定や比較が多かった人は、土台が育ちにくい傾向があります。

ただし、育ちですべてが決まるわけでもありません。自己肯定感は、大人になってからの人間関係や経験、自分との向き合い方によって育て直すことができます。「子どもの頃にこうだったから、もう変えられない」ということはありません。

過去の経験は、あなたの「今の感じ方」に影響していますが、「これからのあなた」を縛るものではないということです。

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自己肯定感は高いほうが良く、低いとダメなのか?

「自己肯定感を高めよう」という言葉をよく聞くと、「低い自分はダメなんだ」と、かえって落ち込んでしまう人もいます。ですが、ここははっきりお伝えしたいところです。

自己肯定感が低いこと自体は、ダメなことではありません。

自己肯定感が低めの人は、その分だけ次のような長所を持っていることが多くあります。

  • 物事を慎重に進めることができる
  • 人の気持ちに敏感で、共感力が高い
  • 謙虚で、おごらない
  • 自分を振り返り、成長しようとする姿勢がある

「自己肯定感が低い=欠陥」ではなく、見方を変えてみましょう。「他人を思いやることができる」「丁寧に生きている」ことの裏返しでもあるのです。

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自己肯定感は高いときもあれば低いときもある

また、自己肯定感は自然に揺れ動くものです。一日の中でも、人生のステージによっても変わります。

常に高い状態を保たなければいけないわけではありませんし、無理に「ポジティブにならなきゃ」と自分を追い込む必要もありません。

本当に向き合いたいのは「高いか低いか」ではなく「自己肯定感の低さが、自分を苦しめていないか」という点です。

次:専門家が語る「自己肯定感の整え方」

専門家が語る「自己肯定感の整え方」

自己肯定感を高めるための第一歩として、心の中にある「〜すべき」という言葉を「〜できたらいいな」に少しだけ言い換えてみることをおすすめします。

「完璧にこなすべき」「もっと頑張るべき」といった自分への高いハードルは、クリアできなかった時に自分を責める原因になり、自己肯定感を下げてしまいがちです。

頭の中の言葉を少し緩めるだけで心に余白が生まれ、「できなくても、今の自分には十分価値がある」という感覚を育てやすくなります。

すぐに考え方を変えられなくても大丈夫です。「また『すべき』と思ってしまったな」と気づけたご自身を、まずは褒めてあげてくださいね。

もし、一人で抱えるのがしんどい時や、無意識のうちに自分を責め続けて苦しい時は、専門家に相談することもご自身を守るためのとても大切な選択肢です。

たとえば、不安が強くて前に進めない時は、一時的に頓服薬などのお薬の力を借りて「できた」という成功体験を少しずつ積んでいくことも有効なアプローチです。

また、背景に抑うつがある場合は、しっかりと治療をすることでふっと気持ちが軽くなり、自然と自信を持てるようになることも多くあります。

どうか一人で無理をせず、医療のサポートも優しく頼ってみてくださいね。

辛い時、「悩みを相談できる人」がいない。誰かに話を聞いてほしい…どう切り抜ける?

監修者プロフィール

さくらひだまり訪問クリニック 加藤 久普 院長

さくらひだまり訪問クリニック 院長
https://sakura-hidamari.com/

【保有資格・所属学会】
・日本精神神経学会認定 精神科専門医
・厚生労働省認定 精神科指定医
・日本精神神経学会認定 認知症診療医
・日本精神神経学会
・日本認知症学会
・日本老年医学会
・日本在宅医療連合学会
・日本臨床精神神経薬理学会
・慶應義塾大学精神・神経科学教室

<Text:外薗 拓 Edit:MELOS編集部>

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