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雑草と戦わない庭づくり:雑草を全部抜くのはもうやめよう!ラクにきれいを保つ「選択的除草」

  • 2026.7.8

雑草と戦わない庭づくり:雑草を全部抜くのはもうやめよう!ラクにきれいを保つ「選択的除草」

本格的な暑さを迎えるころには、庭のあちこちで雑草がニョキニョキ。抜いてもすぐに生えてきて、うんざりですよね。でも、ちょっと待ってください! 雑草を目の敵にして必死に戦うより、ずっとラクして庭をきれいにキープする方法はいろいろありますよ。

次の雑草を起こしてしまう 丸坊主除草はちょっと待った!

小さな雑草も見逃さずに、草取りした庭はきれいさっぱり! ですが、1週間もすればまた小さな雑草が生えてきて、うんざりしませんか? これは雑草の世代交代を進めてしまった結果です。

土壌には、はるか昔からたくさんの雑草のタネが眠っています。草取りをして、土壌が耕されて空気が送り込まれ、日光が差し込み、雨でも降れば、眠っていたタネが発芽するための3条件、空気・光・水がそろうわけです。

小さな雑草ひとつなく草取りされた庭は気持ちのよいものですが、それはひとときのこと。草取りから解放されたい方には向きません。ラクして庭をきれいにしようと思ったら、庭土をむき出しにする丸坊主の除草を見直しませんか。

草丈の高くなるもの&厄介なものだけ抜く「選択的除草」のススメ

「草木ひとつ生えない」といえば、荒れ地の枕詞です。私は少しくらいの草が生えている場所のほうが、ナチュラルに感じます。また、前段で書いたように、地面に陽が当たると雑草が生えるので、地面は何かで覆われていた方が雑草はふえません。

ただし、草丈が高くなる雑草は日陰をつくり、周囲の植物の成長を阻害します。また、大きな株に育ったり、繁殖力が強くてほかの植物を駆逐してしまうような雑草も困りものです。このような草丈の高い雑草や厄介な雑草だけ抜くのを、選択的除草といいます。

これなら庭や花壇で目についたものを抜くだけなので簡単! あっという間にできます。そして、かわいい花が咲いて葉っぱもきれいなカタバミなどは残していいくらいの、取捨選択する除草で表土をむき出しにしません。

ドクダミやスギナを目の敵にしないで!

カタバミならまだいいけど、「うちはドクダミやスギナがはびこって困っている」という話をよく聞きます。どちらも地中の浅いところに地下茎を伸ばして、よく繁茂します。だから地下茎ごと抜こうとして格闘するものの、またすぐに生えるとか……。

これらに対して農家さんに教えてもらった対策は、地上部の茎葉だけを刈りとって光合成ができなくすると勢力が弱っていく、というものです。ヘタに地下茎を刺激すると生育が活発になるという説もあります。

根まで枯らす液体の茎葉処理剤(液体タイプの除草剤)を、夏前に散布するのも効果的です。ただし、周囲にほかの草花や野菜がある場合は、刷毛でドクダミの葉に塗りつけると、茎葉が枯れた後も発生が抑制されます。

ドクダミとスギナは、じつはどちらもデトックスや美肌効果などがあるとされるハーブです。刈りとった茎葉は手軽にハーブティーで楽しんだり、虫よけの自然農薬にも利用できます。ドクダミの八重咲き品種や五色の斑入り葉などは、園芸品種として流通して人気。刈りとった地上部を有効活用して、ドクダミやスギナとつき合っていきたいものです。

グラウンドカバーやグラベルガーデンを利用してラクラク

広いガーデンを公開している園主の方に、「夏の草取りが大変では?」とうかがいましたら、「夏までに草花が大株に育ってしまえば、草は園路沿いに生えるくらいで限定的です」とのお答え。大きく育った草花で日陰になった地面には、雑草が生えにくいそうです。

近ごろ人気の防草シートや、砂利を敷き込むグラベルガーデンも、地面に当たる直射光を遮ることで雑草を生えにくくしています。苗の周囲を腐葉土やウッドチップでマルチングするのも同じく効果的です。

なかでもおすすめなのが、グラウンドカバープランツの利用です。日陰気味の場所ならアジュガやリシマキア・ヌンムラリアなど、日なたなら芝生やプラティア(ブルースタークリーパー)など、横に生え広がる植物で地表を覆い、雑草を生えにくくしましょう。

雑草が抜きやすい土づくり、便利な道具でラクラク草取りを

踏み固められた場所の雑草が抜きにくいのに対して、堆肥などをすき込んで耕された菜園では、雑草がするりと抜けます。土づくりによって団粒構造になったフカフカの土は根がよく伸びますが、土の粒のすき間があるために除草はラクラク。庭でもこのような土づくりを目指したいものです。

また、道具も家にあるものをひと工夫してラクラクに! 敷石の間や花壇の隅で抜きにくい雑草には、すき間専用の道具もありますが、汚れはがしのスクレーパーを使うとラクに根まで掘り起こせます。芝生や砂利の中の雑草には食卓で使うフォークが大活躍。

真夏の草取りで熱中症などにならないよう、さまざまなワザと知恵で今夏はラクラク除草で乗り切りましょう!

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